浴槽内のリフトを選ぶときの注意点
浴槽の中に出入りがひとりでできない場合、ヘルパーさんに介助してもらうこともあります。
ですが、ときと場合によれば入浴補助のリフトを使うほうがラクだったりします。
入浴補助のリフトはバスリフト・浴槽内昇降機などと言います。
浴槽にとりつけ、座面部分が上下に昇降します。
TOTO バスリフト 標準シートセット EWB100RN 入浴介護用リフト
浴槽内昇降機には据置式と、浴槽の縁に固定があります。
リフトもそれぞれの長所と短所を見極めて選ぶ様にしたいですね。
浴槽内昇降機(据置式)
入浴補助リフト バスラベンダー
浴槽内昇降機(固定式)
バスリフト(一般向け)EWB100SS
バスリフト・浴槽内昇降機はこんな方にオススメ
ひとりで立ち座りができない方。
座面が上下に昇降しますので、介助者の不安が少なく、気軽に入浴を楽しめます。
浴槽をまたいでの立ち座りが不安な方
浴槽の出入りは座位またぎになります。
座ったままお湯につかつことができ、安心です。
ひざや腰を曲げるのがつらい方
電動で昇降します。膝や腰への負担がかかりません。
バスリフト・浴槽内昇降機の注意点
●浴槽がせまくなる、あさくなる。
昇降機は浴槽の上や中に設置します。
そのぶん浴槽は中が狭くなり、浅くなります。
だから浴槽の横幅が100cmより小さいと、昇降機の設置はおすすめできません。
また、健常者が、使うときも狭いままなのです。
●昇降機への移乗に注意
昇降機が浴槽の上に乗るタイプだと、その座面は、浴槽より2センチから8センチ程度高くなります。
選ぶときに、移乗の動作に困難がないか注意が必要です。
●お掃除を考えてください。
湯あかなどで汚れれたときに、お掃除しやすいことが大切です。
座面や本体の形は、カドが少ないもの、継ぎ目の少ない方が簡単です。
●昇降時の「揺れ」
機構として上下動を歯車でするものと、ワイヤーでするものに大別できます。
どちらも、座面の上がり下がりで、揺れが生じます。
こういった揺れが苦手かどうかで、導入するかしないかがかかわってきます。