杖の合わせ方と選び方について
杖は、高齢者や足の不自由な方、筋力の衰えた方の歩行を安定させたり、不均等な脚の運びを正しくするためにも使用する道具の一つです。
杖というと、T字になっているタイプを連想される方も多くいるかと思います。
T字型の杖は様々な種類が販売されていますね。
グリップの太さや素材の違い、杖の棒の部分(シャフト)の太さも細いものがいいといわれる方も、太めがいいといわれる方もいます。
また、色やデザインがも様々なタイプが販売されています。
自分に合ったすてきな杖を選ぶことができますね。
杖の長さ、歩行器の高さの合わせ方
杖を選ばれる方によく質問されるのが、杖の長さです。
どの長さの杖が自分にあっているか、まず気になる所ですね。。
身体に合っていない長さの杖は、肩こりの原因になったり、手首を痛める場合もあります。
杖には、長さ調節ができる伸縮杖もありますが、自分にはどのながさが合っているのか知ることで、杖を買うときの目やすにもなります。
簡単に杖・歩行器の長さや高さを計算する方法として、次の計算式が用いられます。
身長÷2+2~3cm
たとえば、身長160cmの方ですと、160÷2+2~3=82~83cmが杖を選ぶ際の目安になります。
こちらから身長ごとで杖を商品検索できます。
そのほか、杖の合わせ方には3種類あります。
1、肘を曲げた角度が30度になる長さ
2、床面から足の付け根までの長さ
3、腕を垂直に降ろした時の手首の長さ
SGマーク基準書では、杖の先を動側の足先の前方20センチに置き、
肘を30~40度(もっとも自然な角度)に曲げた位置で、杖の長さを決めるように勧めています。
腰が曲がっている人の杖・歩行器の合わせ方
腰が曲がっている方は身長であわせる方がよいでしょう。
手首の高さや腰の高さであわせると、杖が長すぎてしまいます。
また、下記の合わせ方もあります。
1.無理な伸ばせる範囲で軽く背を伸ばします。
2.腕を下げ、肘を曲げやすいところまで曲げます。
3.そのときの手から地面までの長さが良いとされています。
この長さを基準に、ご本人が疲れず、使いやすいと感じる長さを選んであげてください。
※※重度の円背や歩行に困難がともなう場合は、理学療法士や専門の先生にご相談ください。
杖の種類と合わせ方
長さ調節のできる伸縮杖や、持ち歩きに便利な折りたたみ杖、後から長さの調節はできませんが丈夫でスタンダードな一本杖など、T字杖・歩行杖の中にもいろいろな種類があります。
色柄もシンプルな無地タイプから、定番の花柄、モダンな千鳥格子やキャラクターの柄もございます。
昔と比べてオシャレな杖が増えましたので、服を着替えるように、場所や雰囲気に合わせて杖を変えてもいいですね!
歩行杖・ファッション杖について
ファッション性のあるおしゃれな杖から、高級感のある一本杖など品揃え豊富です。
数ある杖の中から、お気に入りの一本を見つけることができますね。歩行もしっかりサポートします。贈物にも最適!