使いやすい洗面所
顔や手を洗う、衣服を着脱するなど、立ったままの動作が多い場所です。
足腰が弱くなってきますと、転倒の危険性もあります。
手すりや腰掛けベンチなどを備えることで安心して行動できるようになります。
また、洗面所は、器具の使いやすさやカウンターの高さなどの配慮も必要です。
一つひとつの動作と困っていることを考えて、使いやすい商品を選びましょう。
洗面所は手洗い・洗面・脱衣といった行為やユーティリティ空間として使われます。
多目的な用途に応じた使いやすさ、機能性が求められます。
そのため、安全性や使いやすさを配慮しましょう。
将来、介助が必要になったときを考えて、十分なスペースや出入口の幅の確保をしておきましょう。
トイレと隣接しておくと、比較的簡単な改修で、2室を一体化でき、介助スペースを確保できます。
脱衣所につかまつ手すりや、腰掛て動作ができるベンチを設置するなど、動作・身体のバランス、姿勢の安定に配慮します。
使い方が分かりやすく、簡単に操作できるレバー式水栓などを、操作しやすい位置に設置しましょう。
湯上り字の温度変化や、脱維持の寒さに配慮して暖房器具を設置しましょう。
しびんやポータブルトイレのバケツを洗う専用シンクがあると便利です。
日常必要な小物やタオルの収納は手の届きやすい位置に設置しましょう。
腰をおろして洗面動作や着脱動作ができるような広さを確保します。
脱衣スペースは着脱の時に手を広げても壁に手がぶつからないスペースを確保しましょう。
つかまり立ち用の手すりがあれば、なお良いですね。
洗面器に正面からアプローチする場合は、出入口の位置により、必要寸法がことなります。
また、ドアは開閉方式の引き戸が望ましいでしょう。
出入口の段差をなくし、ドア開口をなるべく広く取るようにします。
洗面器前の寸法は立位で使用する場合、600mm以上必要です。
洗面器前の寸法を1050mm以上とると、いすや車いすでも洗面器使用が可能になります。
衣服の着脱を行う場合は、腕を広げても壁に手がぶつからないように、スペースを確保しましょう。