介護ベッドの選び方
介護ベッドはメーカーも多く、機種も豊富です。
それだけ機能が異なるということですから、ケアマネージャーさんとよく相談し、ベッドを導入して何をしようとしているのか確認しましょう。
ここでは、介護ベッドの幅やどのモーターがどんな方に適しているかを説明します。
もちろん、あくまでも目やすとして考えてください。
介護ベッドの幅
介護ベッドの適合マットレス幅(ボトムの幅)は、
基本的に83cm、91cm、100cmの3種類に分けられます。
体格が細身の方、自力での寝返りが困難な方、部屋がせまい場合にオススメ。
83cm幅は介助者が、要介護者と身体を密着しやしく、介護しやすい大きさです。
幅が狭いので、自力で寝返りができる方には、やや不向きです。
自力で寝返りができる方にオススメ。
91cm幅は一般的な介護ベッドの適合マットレス幅です。
大柄で、自力で寝返りができる方にオススメ。
介護を行うにはやや広すぎるため、介護には不向きなマットレス幅です。
介護ベッドのモーター
介護ベッドは、基本的に1モーター、2モーター、3モーターの3種類に分けられます。
1モーター介護ベッド:日常生活がほぼ自立している方に
背もたれリクライニングのみ、ベッドの上げ下げのみなど、ひとつの機能しかついていない介護ベッドです。
細かい調整ができないので、床ずれの心配がある方には不向きですね。
比較的介護度が軽く、自分で動くことが可能な方に向いている介護ベッドです。
電動でベッドの高さを調節できます。
立ち上がりやすい高さ、介護しやすい高さに調節可能。
1つのモーターで背上げができ、起き上がりやすい体勢を作ってくれます。
連動して脚部を上げることもできます。ただし、脚部のみのは単独で動作しません。
※高さは数段階に調整・固定されます。
起き上がり補助、食事しやすい角度に調整できます。
2モーター介護ベッド:支えがあれば自立で座位をたもつことができる方に
背もたれリクライニングや、ベッドの上げ下げなど、二つの機能がついているベッドです。
細かい調整ができないので、床ずれの心配がある方には不向きです。
比較的介護度が軽く、自分で動くことが可能な方に向いている介護ベッドです。
2つのモーターで背上げと膝上げを連動でも単独でも調節できます。
※高さは数段階に調節・固定されます。
起き上がり補助、食事しやすい角度に調節できます。
背上げと膝上げを連動。 さらにベッドの高さを調節できます。
起き上がり補助、食事しやすい角度に調節。
立ち上がり、介護しやすい高さに調節できます。
3モーター介護ベッド:出入りがしやすくなり寝たきり防止に効果的
一番機能が高い介護ベッドです。
介助をおこなうさいに介護者への負担が少なく、細かい調整ができるため、床ずれ予防に有効です。
長い時間ベッドで過ごす方、寝たきりの方など、介護度が高い方に向いています。
背上げと膝上げを連動でも単独でも調節可能。更に高さも調節できます。
ベッドへの出入りがしやすくなり、寝たきり防止に効果的です。
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