介護用品の用語集 あ~そ

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アーム付四輪歩行車
【あーむつき
よんりんほこうしゃ】

車輪の付いた歩行器のこと。歩行器項を参照のこと。

IADL
【あいえいでぃえる】

instrumental activity of diary livings

手段的日常生活動作の項を参照のこと。

IL
【あいえる】

independent living

自立生活の項を参照のこと。

アウトリーチ

社会福祉の利用を必要とする人々の訴えや相談を受けてから援助を開始するのではなく、社会福祉の実施機関が潜在的な利用者を発掘し、利用を実現させるような積極的な取り組みのこと。

アクセリビリティ

accesibility

(1)建物への出入りのしやすさを示す度合い。
(2)機械や装置などの使いやすさの度合い。
(3)制度や人のグループへの接触しやすさの度合い。

足台
【あしだい】

車椅子の足を乗せる部分。
フットレストともいう。

足もと灯
【あしもととう】

照明器具の一つ。

夜間まぶしくないように、壁面の低い位置に取り付けられた照明。
床面を照らすもの。階段などにも取り付けられる。
安全灯、脚光、フットライトともいう。

アジャスタブル

adjustable

調整できること。

アセスメント

assessment

課題分析、事前評価
対象者の状態をを把握すること。その場合は身体的・精神的・社会的な状況を含めて考慮する。対象者固有の要求(ニーズ)を把握することで、それに見合ったケアプランを作成するために、まず始めに行うこと。これにより社会生活上の問題点を理解することができる。

アセスメント票
【あせすめんとひょう】

介護保険制度のもと、介護サービス計画(ケアプラン)を作成するため、生活全般のニーズを把握するために必要なもの帳票。
「居宅サービス計画のための課題分析票」と「施設サービス計画のための課題分析票」の2種類がある。

アセスメント方式
【あせすめんとほうしき】

介護保険制度においては、ケアプラン作成のために課題分析を行うための客観的な手法。下記の5つの方式がある。

  1. MDS-HC方式
  2. 三団体方式
  3. 日本訪問看護振興財団方式
  4. 日本社会福祉士会方式
  5. 日本介護福祉士会方式

遊びリテーション
【あそびりてーしょん】

「あそび」+「リハビリテーション」をくっつけた造語。
遊ぶことやレクリエーションを通した中でリハビリを行うこと。

圧迫骨折
【あっぱくこっせつ】

骨の長い方向へ圧力が加わって、骨が折れること。脊髄骨に多い。

アダプタブルデザイン

adaptable design

将来の環境や身体の変化に対応できるように道具、住まい、ソフトウェアなどの設計するうえであらかじめ配慮しておくデザイン、考え方、もしくは概念のこと。

アダプティブテクノロジー

adaptive technology

身体や知能を補助する技術。障害者支援技術。

アドボカシー

advocacy

権利擁護の項を参照のこと。

アミトロ

筋萎縮性側索硬化症。【略称】ALS
ALSの項を参照のこと。

アプローチ手すり
【あぷろーちてすり】

屋外手すりで、門扉から玄関扉にいたるまでの通路に設ける手すりのこと。

アルツハイマー型認知症
【あるつはいまーがたにんちしょう】

Alzheimer disease

アルツハイマー病ともいう。
進行性の認知症。脳の組織が萎縮していくものであるが、原因は解明されていない。発症時期によって初老期(早発型)、老年期型(晩発型)にわけられる。

アームレスト

車椅子の肘掛部分の事。
肘を乗せる以外に、利用者の座位保持の補助や車椅子への乗り降りの補助として利用される。
アームサポートともいう。

医学的管理サービス
【いがくてきかんりさーびす】

居宅療養管理指導の項を参照のこと。

意識混濁
【いしきこんだく】

意識障害のひとつで、知覚、認知、判断、思考、注意、記憶などに障害が起きること。傾眠、昏迷、亜昏睡、昏睡に段階的に5段階にわけられる。

意識障害
【いしきしょうがい】

精神活動の一過性、あるいは持続性の障害をいう。一般に、いま自分の居所がわからなくなりどんな状態にあるかも理解でないこと。あとになってその間の記憶が存在しない。 意識混濁、意識狭窄、意識変容に区別される。
中枢神経疾患を原因とすることが多いが、それ以外にも、薬剤、感染症、代謝異常、環境変化、ストレスなど様々な原因でも起きる。代表的なものにせん妄がある。
せん妄は、軽い意識混濁に意識変容が重なった状態である。

移乗動作
【いじょうどうさ】

乗り移りの動作のこと。車いすとベッド、車いすと便器などの間を介護されるひとが移ること。

異食
【いしょく】

普通食物とされていないものを好んで食べること。

維持期リハビリテーション
【いじきりはびりてーしょん】

日常生活動作や良質な生活の目標が一応達成された時期に行うリハビリテーション。

1号被保険者
【いちごうひほけんしゃ】

介護保険制度のもとでは、第1号被保険者のこと。
第1号被保険者の項を参照のこと。

1号被保険料
【いちごうほけんりょう】

介護保険制度のもとでは、第1号保険料のこと。
第1号被保険料の項を参照のこと。

1次判定
【いちじはんてい】

介護保険制度のもとでは、要介護認定の申請が出されたあと、介護サービス調査票に記載された事項をもとに要介護を判定すること。介護サービス調査票をコンピュター処理して決める。
判定結果は2次判定に引き継がれる。

移動介助
【いどうかいじょ】

自力での移動が不能であったり困難であったりする要介護者を助ける行為。

移動サービス
【いどうさーびす】

車いすやベッドなどを乗せるために、リフトなどを装備したクルマで、高齢者や身体障害者の移動手段を提供すること。
自宅から施設までの送迎を行う施設通所送迎サービスと言い。病院への通院や入退院、駅・空港への送迎、お墓参りや冠婚葬祭時の送迎、旅行の手助けなどは移送サービスと呼ばれている。

移動動作
【いどうどうさ】

乗り移りの動作のこと。車いすとベッド、車いすと便器などの間を要介護者が移ること。

イブニングケア
【いぶにんぐけあ】

evening care

安らかな入眠を促すために必要な一連の援助行動。

医療券
【いりょうけん】

医療扶助による診察、投薬、処置、手術等の診察を行う場合に発行する券。

医療控除
【いりょうこうじょ】

医療費のうち、本人や家族が支払った医療費のうち所得から差し引くことができる金額。以下の算式によって計算する。ただし最高は200万円までである。
医療費控除額 = その年中に支払った医療費-保険金などで補てんされる金額 -10万円または所得金額の5%のうち少ない方の額。
介護保険制度では、医療系の介護サービスは、確定申告で医療控除の対象となる。

医療ソーシャルワーカー
【いりょうそーしゃるわーかー】

medical social worker 略称:MSW

病院などの医療機関、老人保健施設、在宅介護支援センターなどで、医師・看護師・理学療法士などと一緒に、要支援者やその家族からの相談を受けて経済的、社会的、心理的な悩みなどの相談を受け、面接等を通して問題解決のための援助を行う社会福祉の専門家。

医療法人
【いりょうほうじん】

医療法に基づいて、私的医療機関に与えられる法人格。医業を行う事を目的とする経営主体が、医業の非営利性を損なうことなく法人格を取得できるように設けられた特別法人。

医療保険
【いりょうほけん】

年金・雇用保険など社会保険のひとつ。被用者、公務員等を対象とした被用者保険と農業者・自営業社等を対象とする地域保険に大別される。

医療保険福祉審議会
【いりょうほけんふくししんぎかい】

医療保険制度改革を実施するうえで、厚生労働大臣が設けた諮問機関

【略称】医福審

胃瘻
【いろう】

経口摂取が不可能な場合に栄養補給の手段として造設する場合や、外傷や疾患により形成されることがある。胃が体表または隣接する臓器と交通している状態をいう。

インクルーシブデザイン
【いんくるーしぶでざいん】

Inclusive Design

年齢、性別、障害に関係なく、すべての人々が使いやすいことを目指したデザインのこと。

製品やサービスの対象から無自覚に排除(Exclude)されてきた個人を、 設計や開発の初期段階から積極的に巻込む(Include)ことで、 対話や観察から得た気づきをもとに、 一般的に手に入れやすく、使いやすく、 魅力的で、他者にも嬉しいものを新しく生み出すデザイン手法。

インターベンション
【いんたーべんしょん】

intervention

「介入」と翻訳される。福祉サービス利用者自身の変化や問題状況の改善を目的としてなされるワーカーによる働きかけのこと。ソーシャルワークの焦点を社会と人間の接点に絞って、社会や人間あるいは両者の相互作用に働きかけること。

インテークワーク
【いんてーくわーく】

intake work

援助者がサービス利用者と相談を目的に設定された場面で最初に会ってから、援助の計画についての同意を得て、契約を結ぶまでの過程。

インフォーマルサービス
【いんふぉーまるさーびす】

infomal service

ボランティアや家族親戚、ご近所の地域社会などがおこなう非公式な援助のこと。無償でおこなわれることが多い。インフォーマルケアとも呼ばれる。
対になるサービスに、フォーマルサービスがある。フォーマルサービスとあわせて「社会資源」と呼ぶこともある。

インフォームドコンセント
【いんふぉーむどこんせんと】

informed consent

「説明と合意」の意味。さらに踏み込んで、「充分な説明を聞いた上で、対象者本人(=患者、介護されるひとなど)が納得してから、決定したり同意すること」
日本で広まったのは1990年代になってから。

【略称】IC

インペアメント
【いんぺあめんと】

impairment

機能障害(形態異常を含む)。主として身体の機能的な障害を指す。
世界保険機構(WHO)が1980年に公開した国際障害分類では以下のように定義されている。
心理的、生理的あるいは解剖的な構造、または機能の喪失、または異常。

なお、能力低下はdisability、社会的不利はhandicap、詳しくは障害者の項を参照のこと。

ウィルス性肝炎
【うぃるすせいかんえん】

AからEまでの型がある。A型とE型は食物を介して経口感染する。
B型、C型、D型は血液を媒体として感染する。2週間から数カ月の潜伏期間を経て症状が現れる。全身の倦怠感や、食欲不振、嘔吐、発熱などの症状を特徴とする。

ウィルチェア
【うぃるちぇあ】

wheelchair

車椅子(車いす、車イス)

ウェルビーイング
【うぇるぴーいんぐ】

well-being / wellbeing

ウェルフェア(welfair)が事後的、補完的、代替的であるのに対して、個人の尊重、自己実現、権利擁護を基調に、予防、促進、啓発、教育プログラム の創設、問題の重変化、深刻化を防ぐ、支援的、協働的プログラムの重視を含んだ言葉がウェルビーイングである。 ウェルフェアという用語、概念は、徐々にウェルビーイングへと移行しつつある。

ウェルフェア
【うぇるふぇあ】

welfair

福祉。人権尊重、自己実現の意味が強い。

ウォーカー
【うぉーかー】

walker

歩行器。歩行を補助する道具として用いられる。

ウォーターマット
【ウォーターマット】

water mattress

水が入ったマットレス。点ではなく、面で支えるので、身体の局所にかかる体圧を分散させることができる。
床ずれ(褥そう)ができるのを予防することを目的として用いられる。

ただ、水面に浮いている感覚があるため、寝ていると船酔い状態になることがある。

うっ血性心不全
【うっけつせいしんふぜん】

心臓のポンプ機能が低下するために静脈側で起きるうっ血を原因にして起きる心不全。高齢者に最も多い循環器疾患。

上乗せサービス
【うわのせさーびす】

保険給付の対象になる在宅サービスと同じ種類のサービスを、さらに手厚く実施すること。
つまり支給限度額以上のサービス。介護保険の場合、要介護度に応じて「支給限度額」が決められているが、「支給限度額」を超えた在宅サービスを指す。
具体的に例をあげると。あるケアプランで「訪問介護週3回」と決められたとする。それに「訪問入浴週2回」を追加し、「訪問介護週3回と訪問入浴週2回」とする場合。自治体が負担する場合と利用者が自分で負担するか民間保険を活用する場合がある。
類似の用語に横出しサービスがある。

運営基準
【うんえいきじゅん】

介護保険制度のもとでは、指定サービス事業者がサービスを提供するときに、最低限守らねばならない基準のこと。運営基準は「人員基準」や「設備基準」とあわせて「事業者指定基準」を構成する。

運営適正化委員会
【うんえいてきせいかいいんかい】

都道府県社会福祉協議会が設置する苦情処理の機関。

エアーマット
【えあーまっと】

air mattress
エアーマットレス

空気層があるベッドマット。通常は、空気層には電動ポンプで空気を送り込む。敷き布団と同じような寸法である。空気圧の変動により、じょく瘡(床ずれ)ができるのを予防することを主な目的とする。

ALS
【えいえるえす】

amyotrophic lateral sclerosis
筋萎縮性側索硬化症。略称アミトロ

手 足・のど・舌の筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく進行性の病気。筋力低下と筋萎縮が次第に全身に広がり、呼吸筋運動の抑制から呼吸困難になり 死に 至るが、最近では 呼吸管理により延命も可能。40?60歳に発症し、男性に多い。特定疾患治療研究対象疾患のひとつ。

ADA
【えいでぃえい】

Americans with disabilities act
障害を持ったアメリカ人法

商業施設や建築物や交通機関へ障害者が出入りできることを保証することを定めた法律。 就労や就学についての差別も禁じている。

AT
【えいてぃ】

auditory thoptist
聴能訓練士

聴覚障害者に対して医師(耳鼻科医)の指示の下に聴力検査や、評価、治療、聴能訓練、補聴器の選択・指導等のリハビリテーションを行う専門職のこと。資格制度化はされた以降は、言語聴覚士となった。

ADL
【えいでぃえる】

activity of diary libving
日常生活動作

日常生活をするために必要な基本的な動作のこと。主に身辺動作についてをさす。年齢相応の活動性と自立性に関してはその能力をはかるスケールがある。N-ADL、PSMS、IADLなどがそうである。

ST
【えすてぃ】

speech therapist
言語聴覚士。 以前は言語治療士、言語療法士とも呼んだ。

様々な原因でことばなどのコミュニケーションをとることや食べることが困難になった人、およびその家族を対象に必要な援助を行っていく専門家のこと。
言語聴覚士法に基づく国家資格を有している。

MRSA
【えむあーるえすえい】

methicillin resistant staphylococcus aureus
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌

抗生物質の大量持続投与によって耐性をもった黄色ブドウ球菌が発生増加する。抵抗力の低下した人や高齢者が感染すると肺炎や肺血症を起こしやすく、抗生物質の治療効果が低いため、感染には注意が必要となる。

MID
【えむあいでぃ】

multiifarct dementia
多発梗塞性認知症

小梗塞や大梗塞などの脳梗塞が多発して生じた認知症のこと。人格は比較的保たれているが、感情失禁や夜間せん妄もみられる。まだら痴呆も生じる。

MSW
【えむえすだぶりゅう】

Medical Social Worker の略称

医療ソーシャルワーカーの欄を参照のこと

NGO
【えぬじーおー】

Non-Governmental Organization の略称

民間の非政府組織を指す。環境問題や、平和問題、福祉問題などを主として国際的な場面で、政府とは違った立場で活動する組織。

NPO
【えぬぴーおー】

Non-Profit Organization の略称

民間の非営利組織を指す。サービスの提供者には、民間と非民間(行政,政府)の2種類、そして内容として営利と非営利の2種類に分けられる。非民間で非営利サービスを提供するのが行政、民間で非営利サービスを提供する組織がNPOである。 NPOを広くとらえると、社団法人、財団法人、任意のボランティア団体も入ります。狭くとらえると、NPO(特定非営利活動促進)法によって成立したNPO法人を指します。

エラストマー
【えらすとまー】

ゴムのように弾性を持つ素材の総称

円座
【えんざ】

褥瘡(床ずれ)の予防、治療用に用いられるクッション
中心部に穴が開いているドーナツ型で、効果は少ないとされている。
痔などの場合には痛みをやわらげる効果がある。

嚥下
【えんげ】

食べ物を飲み込んで消化器官にもっていく一連の生理反応のこと

嚥下障害
【えんげしょうがい】

飲食物をうまく飲み込めない、むせる、飲み込んだものが食道でつかえるといった障害のこと。
嚥下障害があると誤嚥(誤って気管に食べ物が入り込む)の危険が多くなり、肺炎となる確率が高くなる

嚥下性肺炎
【えんげせいはいえん】

誤嚥(誤って気管に食べ物が入り込む)によって胃・口腔の分泌物や食物などの異物を肺の中へ入ることによって生じる肺炎のこと。

エンパワメント
【えんぱわめんと】

empowerment

権利、機能、能力を与えることを意味する。1970年代の後半、アメリカ合衆国で公民権運動が活発になるなかで取り入れられた考え方。社会的に不利な状況に 置かれてきた人たちが主体性を開腹し、社会的な役割を遂げ、自己で決定する力を高めていくための援助者との共同作業とされる。

ORT
【オーアールティ】

orthoptist

視能訓練士
視能訓練士の項を参照のこと。

OT
【オーティー】

occupational therapy
作業療法
作業療法の項を参照のこと。

occupational therapist
作業療法士
作業療法士の項を参照のこと。

オーバーテーブル
【おーばーてーぶる】

over table

ベッド上や車いすの膝の上で使用するテーブルのこと。着脱が可能である。

オールド・オールド
【おーるど・おーるど】

old and old

後期高齢者のこと。後期高齢者の項を参照のこと。

横臥位
【おうがい】

からだの左側か右側を下にして横たわった状態。

大阪府福祉の
まちづくり条例

【おおさかふふくしの
まちづくりじょうれい 】

1992年(平成4年)に大阪府で定められた条例
不特定かつ多数の人が利用する建築物、道路、公園、駐車場等では新設、既設を問わず、すべての人が安全に、そして容易に利用できるための整備基準を定めた条例。
日本で初めて「障害をもつアメリカ人法(ADA法:1990年)」の考え方を導入したものである。
事業者へ助成制度として、福祉仕様のエレベーターを設置する費用の一部助成、工事資金の利子の一部助成がある。
また条例で定める整備基準に適合するように整備・改善がなされた施設には適合証の交付がなされます。

往診
【おうしん】

医師が患者の家に行って直接診察すること。
歯医者の往診も行われている。

オストメイト
【おすとめいと】

ostomate
オストミー ostomy

からだに人工肛門、人工膀胱、回腸人工肛門を造設をしたひと。日本には約12万人程度いるとされる。

お世話料
【おせわりょう】

介護一時金の通称。介護一時金の項を参照のこと。

折りたたみ式ポータブル浴槽
【おりたたみしき
ぽーたぶるよくそう】

簡単に移動できて、取水や排水の工事をしない簡易の浴槽。

温罨法
【おんあんぽう】

温熱の刺激で体を温めること。乾熱によるものと、湿熱によるものがある。血液の循環をよくし,痛みを和らげ、運動を楽にする効果もある。湯たんぽ、電気あんか,電気毛布、カイロ、温湿布等があり、多くは保温の目的で用いられる。

音楽療法
【おんがくりょうほう】

音楽によって身の障害の回復、機能維持・改善、健康増進、生活の質の向上などをはかる治療法。
簡単に言うと、音楽を聴いたり、唄ったり、楽器を鳴らしたりする中で、心や身体を刺激し、生活をより豊かにしていくための手助けをすること。

温熱作用
【おんねつさよう】

身体を暖めること作用。例えば入浴により温められると血管が拡張して血の流れる量が多くなり、温められた血液が全身にまわる。すると手足だけの部分浴でも全身を温めるような効果がある。筋肉の血行を良くすることで、動きもスムーズになる。

温熱療法
【おんねつりょうほう】

温熱を利用して局所又は全身の治療を行う方法の総称。伝導熱(ホットパック、パラフィン、伝導、対流熱(水、蒸気)、輻射熱(赤外線)高周波によるもの。 (ジアテルミー、超音波、極超短波)、機械的振動によるもの(超音波)等各種のものがある。疼痛や知覚過敏、血行の改善,筋や組織の軟化をねらいして用い られる。

温熱ホットパック
【おんねつほっとぱっく】

温熱療法のうちで、伝導熱を用いて治療する器具、もしくはその方法をいう。似た療法に乾熱ホットパックがある。詳しくはホットパックの項を参照のこと。

オンブズパーソン
【おんぶずぱーそん】

ombudsperson

オンブズマンの別名。オンブズマンの項を参照のこと。

オンブズマン
【おんぶずまん】

ombudsman

利用者に代わって利益を擁護する代理人、代弁者のこと。
語源はスウェーデン語で「権限を与えられた代理人」を意味する。

オンブズマン制度
【おんぶずまんせいど】

国や自治体などの行政に関する苦情を公正で中立的な立場から是正や勧告を行うことを目的とした制度。スウェ-デンからはじまった。

絵画療法
【かいがりょうほう】

絵を描いたりして心の状態を表現することですすめる治療。

介護アテンドサービス士
【かいごあてんどさーびすし】

介護能力の高い家政婦のこと。体位変換、食事の世話、排泄の介助、寝巻の交換、移動補助などの介護をしたり、一般家庭などにおいて、寝たきり老人のの介護を行う。 試験により厚生労働大臣から認定される。

介護一時金
【かいごいちじきん】

有料老人ホームに入居者が支払う費用のこと。入居時に支払う介護一時金払いと、介護が必要になってから支払う二つの方法がある。

介護者慰労金
【かいごいろうきん】

介護福祉手当を受けている在宅の高齢者を常時介助している人に支給される報償。

介護給付
【かいごきゅうふ】

介護保険制度のもとで、要介護状態と認められた被保険者が受け取る給付のこと。(つまり要支援では受け取れない) 以下の9種類の保険給付に分けられる。

  1. 居宅介護サービス費
  2. 特例居宅介護サービス費
  3. 居宅介護福祉用具購入費
  4. 居宅介護住宅改修費
  5. 居宅介護サービス計画費
  6. 特例居宅介護サービス計画費
  7. 施設介護サービス費
  8. 特例施設介護サービス費
  9. 高額介護サービス費

介護給付費
【かいごきゅうふひ】

介護給付によって支払われる費用。
介護給付の項を参照のこと。

介護サービス計画
【かいごさーびすけいかく】

介護支援サービス計画の通称。別称:ケアプラン。
介護支援サービス計画の項を参照のこと。

介護サービス調査票
【かいごさーびすちょうさひょう】

介護保険制度のもとで、要介護度の1次判定を行うために使う調査票。マークシート式で介護認定調査員が記入する。大きく分けて概況調査、基本調査、特記事項の3つの項目がある。

介護支援サービス計画
【かいごしえん
さーびすけいかく】

介護保険制度のもとで、在宅サービスを利用する場合や現物給付をうけるために作成する計画。通称:ケアプラン。介護支援専門員(ケアマネージャー)が作成するほかに利用者自身でつくることもできる。

介護支援専門員
【かいごしんせんもんいん】

通称:ケアマネージャー
介護保険制度のもとで、介護を受ける人やその家族からの相談に応じて、介護支援サービス計画(ケアプラン)を作成する専門職。適切なサービスを利用できる ように、市町村やサービス事業者や施設などと連絡や調整を行う。都道府県が実施する試験に合格したのち、実務研修を修めることで資格を得た専門職。

介護実習普及センター
【かいごじっしゅうふきゅう ?】

「高齢社会は国民全体で支えるもの」という考え方を地域住民に啓発することを目的に福祉用具の展示や相談をおこなうところ。

階段昇降機
【かいだんしょうこうき】

階段の昇り降りが困難な人が、階段を安全に昇り降りするための機械

階段にレールを敷いて、椅子や人・車椅子を乗せれるトレイなどがそのレールに沿って移動するものと、手動でオペレーターが操作しならが階段を昇降するタイプがある。

介護専用型有料老人ホーム
【かいごせんんようがた
ゆうりょうろうじん】

入居時から介護を必要とするひとが入居する老人ホーム。

介護度
【かいごど】

要介護度の通称

介護認定審査会
【かいごにんていしんさかい】

介護保険制度のもとで、被保険者が介護保険の対象になるのかどうかの要介護認定をおこなう組織。原則として市町村ごとに設置される。医師、看護師をはじめ、医療、保険、福祉の分野で高齢者介護に携わっているひとたちが任命されている。

介護認定調査員
【かいごにんていちょうさいん】

介護保険の支給対象者となるかどうか認定の判断材料を集めるため、申請者を訪問する調査員のこと。
調査員は一次判定に必要な調査票と特記事項の記入をする。
市町村職員(医師、保健婦、福祉事務所ケースワーカーなど)のほか、指定居宅介護支援事業者や介護保険施設への委託も可能とされている。委託調査員は介護 支援専門員であることが条件になり、各都道府県は介護認定調査に関する事項について調査員に事前研修を実施することになっている。

介護福祉士
【かいごふくしし】

専門的な知識と技術をもって、身体上、精神上の障害のために日常生活を営むのに支障があるひとに介護を行い、本人や介護者に対して介護に関する支援や指導を行う専門職。社会福祉士及び介護福祉士法に基づく国家資格を有した専門職。

介護福祉施設サービス
【かいごふくししせつさーびす】

寝たきりや痴呆性老人のための施設、特別養護老人ホームで日常生活の世話など受けることができる。介護保険では自分で好きな施設を選ぶことができる。

介護扶助
【かいごふじょ】

生活保護法で定められた扶助の1つ。生活保護を受けているひとが介護保険制度を利用して介護サービスを利用した場合、以下の介護サービス利用料金が介護扶助として支給される。
介護保険の被保険者で、65歳以上の場合は、介護サービス利用料金の1割分の自己負担額か、 施設介護サービスを利用した場合の標準負担額(食事費用のうち、入所者負担分)
介護保険の被保険者以外ので、40歳~64歳の場合は、介護サービス利用料金の全額が対象になる。

介護報酬
【かいごほうしゅう】

介護保険制度のもとで、介護サービスを提供した者が得る報酬。

介護保険事業計画
【かいごほけん
じぎょうけいかく】

介護保険に必要な基盤整備と運営のために、自治体がさだめる計画。
寝たきりや認知症など要介護高齢者などの実態の把握、現行のサービス利用者の調査を行い、住民参加にもとづいて策定する。

介護保険施設
【かいごほけんしせつ】

介護保険法に基づく、施設サービスを提供するところ。
介護老人福祉施設、介護療養型医療施設、介護老人保健施設の3つがある。

介護保険審査会
【かいごほけんしんさかい】

介護保険のサービスをうけるひとが、その内容に不満がある場合に、不服を申し立てるところ。都道府県ごとに1つ設置される。

介護保険単価
【かいごほけんたんか】

介護保険で提供される各種サービスの単価のこと。サービスによって、時間単位であったり、日単位であったりする。

介護保険の3施設サービス
【かいごほけんの
3しせつさーびす】

介護保険で供給されるサービスのうちで、次の3施設は介護保険の3施設サービスと呼ばれることがあります。
名称 介護保険対象


特別養護老人ホーム 指定介護老人福祉施設【施設サービス】
老人保健施設 介護老人保健施設【施設サービス】
療養病床 指定介護療養型医療施設【施設サービス】

介護保険法
【かいごほけんほう】

介護が必要になったひとに、保健医療サービスや福祉サービスに関する給付を行うために1997年12月に制定され、2000年4月施行された法律。

介護利用型軽費老人ホーム
【かいごりようがた
けいひろうじんほーむ】

通称:ケアハウス 自炊ができない程度に、からだの機能の低下したひと、または高齢等のため独立して生活するには不安があるひとで、家族の援助を受けることが困難な場合に入所する施設。

介護療養型医療施設
【かいごりょうようがた
いりょうしせつ】

介護保険施設の資格がある医療施設。療養型病床群(病院と有床診療所)、介護力強化病棟、認知症疾患療養病棟のうち、介護保険適用申請を経て指定された病棟(病室の場合もあります)が指定介護療養型医療施設といわれます。

介護療養施設サービス
【かいごりょうようしせつ
さーびす】

要介護のお年寄りが指定介護療養型医療施設に入院して受ける介護サービス(一定の医療サービスも含まれます)。

介護力強化病院
【かいごりょく
きょうかびょういん】

別名:入院医療管理料承認病院
職員による「寝たきりにさせない介護」を中心とした特例許可老人病棟をもつ病院。都道府県知事の認可による。入院患者4~6人に対して1人の介護職員を配置している。

介護老人福祉施設
【かいごろうじんふくししせつ】

指定介護老人福祉施設や特別養護老人ホームとも言う。
要介護者に対して施設ケアプランに基づいた入浴、排せつ、食事などの日常生活上の介護、機能訓練、健康管理、療養上の世話を行う施設。 介護保険制度での3つに分類される施設サービスの1つ。残りは介護療養型医療施設と介護老人保健施設。

介護老人保健施設
【かいごろうじんほけんしせつ】

老人保健施設とも言う。
介護保険制度での3つに分類される施設サービスの1つ。残りは介護療養型医療施設と介護老人福祉施設。
介護老人保健施設は、介護療養型医療施設と介護老人福祉施設の中間的な位置づけである。
病状安定期の高齢者が家庭復帰を目指して。リハビリテーションや看護や介護サービスを中心とした医療ケア、日常生活サービスを受ける施設。

介助ブレーキ
【かいじょぶれーき】

介助者が、走行中に速度を調節するためのブレーキ。

バンド、ドラム式、ディスク式、駐車ブレーキ連動式などがあります。

疥癬
【かいせん】

疥癬虫というダニの一種が寄生によって起きる伝染性の皮膚病。激しいかゆみがある。

ガイドヘルパー
【がいどへるぱー】

guide helper

単独で外出することが困難な障害者などが外出する場合に、時の付き添いを専門に行うヘルパーのこと。
市役所などの公的機関や医療機関へ出かけるときなど、社会生活上外出が必要なときに派遣される。 多くの場合、費用は市町村が負担する。

回復期リハビリテーション
【かいふくきりはびりてーしょん】

差し迫った生命の危機から脱し、負荷を大きくしても可能な時期になったとき日常生活動作の改善を期待して行われるリハビリテーション。

回復力
【かいふくりょく】

疲労や傷病から元にもどろうとする力。

ガウンテクニック
【がうんてくにっく】

gown technic

感染を予防するためにガウンを使用する方法で、そのガウンの着脱の手順をいう。

かかりつけ医
【かかりつけい】

地域で開業し市民の日常的な医療相談、診察に応じる医師のこと。別称:家庭医
介護保険制度では、かかりつけ医の意見書を参考に要介護状態の2次判定が行われる。

かかりつけ医意見書
【かかりつけいいけんしょ】

介護保険制度で、介護認定審査会が2次判定を行うとき用いる意見書。かかりつけ医が作成する。

家事援助
【かじえんじょ】

介護保険制度のもとでは、高齢者に対して、入浴、排せつ、食事などの介護のほかとして、調理、衣類の洗濯や補修、住まいの掃除、生活必需品の買い物など日常生活を送る上で欠かせない家事援助サービスのこと。

家事援助サービス
【かじえんじょさーびす】

家事援助の項を参照のこと。

学習障害
【がくしゅうしょうがい】

中枢神経系の機能障害を有するために、聞く、話す、読む、書く、推論する、計算するなどの学習に関する能力の習得や使用に著しい困難を生じること。

【略称】LD、learning disability

学童保育
【がくどうほいく】

放課後帰宅しても保護者がいない場合や、病気などで適切な監護ができないなどの場合、小学校低学年の児童に対して、児童館、保育所、学校の空き教室やを利用して、児童の健康増進、情緒の安定や創造性の向上などの目的で行われる保育対策のことをいう。

下肢障害
【かししょうがい】

股関節、大腿部、膝関節、下腿部、足関節、足部のことを下肢といい、歩行などの移動能力や立位、座位などの姿勢維持などの障害のことをいう。

家事援助
【かじえんじょ】

掃除、洗濯、調理などの日常活の援助をさす。

家具調トイレ
【かぐちょうといれ】

室内の置いても違和感の無い木製のポータブルトイレです。
樹脂製に比べて重量があり、安定感があります。

過剰介護
【かじょうかんご】

本人でできる能力があるのに、時間がかかるなどの理由で、必要以上の介護をしてしまうこと。

仮性痴呆
【かせいちほう】

器質的な脳障害がないにもかかわらず、認知症の症状を呈する状態。意識障害やうつ病の時に見られることがある。
偽痴呆ともいう。

家政婦
【かせいふ】

「看護師・家政婦等職紹介所」などに所属し、そこからの紹介によって私的契約を結び、病人や障害者の世話や家事援助を行うことを目的とする職業。

家族介護者教室
【かぞくかいごしゃきょうしつ】

寝たきりや痴呆などで介護が必要なひとを家庭で介護する家族を対象として、介護に必要な知識や技術を与え、介護者同士の交流をはかることを目的とした講座のこと。

片麻痺
【かたまひ】

体の片側のみに運動機能障害が出ること。脳卒中に伴う障害として多い。
麻痺が全身の左右どちらかにだけ現れた状態をいう。右片麻痺の場合には言語障害をともなうことが多い。
障害のない側の身体については、健側(けんそく)と呼ぶ。

課題分析
【かだいぶんせき】

事前評価、アセスメントともいう
アセスメントの項を参照のこと。

課題分析票
【かだいぶんせきひょう】

アセスメント票
アセスメント票の項を参照のこと。

活動的平均余命
【かつどうてき
へいきんよみょう】

active life exectancy

身体の基本的な日常生活動作(ADL)指標で測定された年間のADL低下率である「非自立者率」を用いて、ある年齢区分にいる人があと何年自立した生活を送ることができるのかを表したもの。

カテーテル
【かてーてる】

catheter

尿、血液、体液の排出または治療薬を入れたりするための柔軟性のある管のこと。

家庭医
【かていい】

かかりつけ医
かかりつけ医の項を参照のこと。

過程記録
【かていきろく】

ケースワークの過程で、ケースワーカーと相談者の関係を、時間的経過に従って書いた記録のこと。

カニューレ
【かにゅーれ】

cannula

様々な大きさの人工的なチューブで、体腔内に挿入するものを指す。介護場面では、気管カニューレを指すことが多い。

下半身麻痺
【かはんしんまひ】

麻痺が臍部周辺(おへそのあたり)から下部に及ぶ場合をいう。

加齢
【かれい】

年齢を加えていくこと。歳をとること。

眼瞼下垂
【がんけんかすい】

上のまぶたが意志に反して眼球を覆っている状態。

感情失禁
【かんじょうしっきん】

自分の感情をコントロールできず、わずかな刺激で泣いたり笑ったり怒ったりしてしまうこと。

関節可動域訓練
【かんせつかどういきくんれん】

本人あるいは介護者によって、動かせる範囲で関節を動かしていくこと。
介護者が関節を動かすよりも、できるだけ自分で動かしてみることが大事。

感染症
【かんせんしょう】

ウイルスなど病原体が生体に侵入し、増殖することで起きる病気の総称。HIV、結核、マラリアは三大感染症と呼ばれる。高齢者の感染症の特徴は、発熱、せき、たん、息切れなどの感染症に典型的な症状が生じるとは限らないことである。

感染予防
【かんせんよぼう】

感染症になることを防ぐこと。感染予防の3大原則は以下の通りである。

  1. 生活している環境から病原体を除いていくこと。
  2. 病原体が体内に進入する経路を遮断すること。
  3. 感染の可能性がある人はワクチン接種や体力の増進などにより抵抗力を高めること。

患側
【かんそく】

身体機能に何らかの障害が生じている場合、体を右と左に分け、障害がある身体側のこと。麻痺側ともいう。
障害のない側の身体を健側(けんそく)と呼ぶ。

乾熱ホットパック
【かんねつほっとぱっく】

温熱療法のうちで、伝導熱を用いて治療する器具、もしくはその方法をいう。似た療法に温熱ホットパックがある。詳しくはホットパックの項を参照のこと。

寒冷療法
【かんれいりょうほう】

患部を冷やすことで炎症を抑え、痛みや筋肉の緊張をやわらげること。
袋に氷を入れるアイスバッグ療法。小さなマッサージ容器に氷を入れて局所的に冷やすクリッカー療法。極低温療法ともよばれ、瞬間的に局所を冷却することが出来るコールドエアーなどがあります。

カンファレンス
【かんふぁれんす】

conference

会議、協議、打ち合わせのこと。

キーパーソン
【きーぱーそん】

key person

問題解決のカギをにぎっているひと。

記憶障害
【きおくしょうがい】

記憶障害の中には記銘障害と記憶内容の障害がある。
新たに知覚し体験したものを覚える能力の障害を記銘障害と言い、物忘れや、記憶を誤った色づけをしてしまうのを記憶内容の障害という。
ただぼんやりしていたり、物事に感心をもつことが出来ない場合も記銘障害となる。

椅座位
【きざい】

椅子(いす)に座った姿勢のこと。

起座位
【きざい】

横たわった(臥位)状態から起き上がり、座った姿勢(座位姿勢)をとること。

義肢装具士
【ぎしそうぐし】

義肢や装具の装着部位の採型(ギブスで型を採る)したり、採寸(メジャーで測る)などして、義肢や装具の制作や身体への適合を行う専門職。
義肢装具士国家試験に合格して厚生労働大臣の免許を取得している。

気質
【きしつ】

個人の感情的反応の特徴をいう。

基準該当サービス
【きじゅんがいとうさーびす】

介護保険制度のもとで、ある事業者が、指定業者としての基準を満たない場合でも、介護保険のサービス提供事業者として市区町村の指定を受けた場合に提供するサービス。
地域で実績を積んできた民間非営利組織で、法人格はないが基準を満たしている場合。あるいは法人格はあるが人員基準など一部を満たしていないなどの場合に適用される。
この場合、利用者が費用をいったん全額支払ったのちに、保険料から9割分を返してもらう償還払いが基本である。

基準額
【きじゅんがく】

介護保険制度のもとでは、保険料の基準となる金額。
市区町村によってそれぞれ設定されている。

気道
【きどう】

鼻や口から肺までの息が通る器官。

機能回復訓練
【きのうかいふくくんれん】

失われた身体機能の回復を意味するもの。
リハビリテーションの過程において比較的に障害受傷直後に行われる訓練をいう。

機能性尿失禁
【きのうせいにょうしっきん】

膀胱、尿道といった排せつ機能に問題があるのではなく、運動機能が衰えたために起こる失禁のこと。
具体的には、トイレまで我慢できずに失禁してしまう、ズボンを下ろすのに手間取って失禁してしまう、認知症でトイレがどこかわからずに失禁してしまう、などがあげられる。

キャスタ/車椅子
【きゃすた】

車椅子の前輪の事。

後輪にくらべて直径が小さく、3~7インチ程度です。
360度回転するため、自在輪ともいいます。方向転換するときに重要な役割を持っています。

ギャッチベッド
【ぎゃっちべっど】

gatch bed

ギャッヂベッド、ギャッジベッドともいう。
台の角度を自由に変えられるベッド。電動式と手動式に分けられる。
介護する人の負担をへらすメリットもある。

キャリア
【きゃりあ】

career

福祉や医療においいては、疾病の兆候はなくても、体内にその疾患の原因を持っているひとをいう。

偽薬、擬薬
【ぎやく】

computer

贋の薬。
心因性疾患の患者などに使用することがある。
ある医薬品について本当の効果を試験するため、あるいは患者の気休めのため与える、おおくは乳糖など生理作用のない物質で製した薬。

CANPS
【キャンプス】

computer aided nursing planning system

在宅福祉や施設のサービスを高めるための情報化システム。
老人ホームなどで要介護老人の処遇とその効果を測定した評価をコンピュータの機能を活用して処理し、介護の向上や科学化を図るシステム。

急性期リハビリテーション
【きゅうせいき
りはびりてーしょん】

生命に危機があるか、障害の進行、悪化が起こりうる時期に行うリハビリテーション。

吸引器
【きゅういんき】

異物を排除する目的で用いる器具。
介護の現場では、電気式たん吸引器をさすことが多い。

QOL
【きゅーおーえる】

quality of lifeの略。

「生活の質」のことを指す。
人間としての生命、生存、生活、人生などの質を向上することを目的としたもの。

給付費審査委員会
【きゅうふひしんさいいんかい】

介護給付費の審査を行う。
都道府県の国保連(国民健康保険団体連合会)に設置されている。

仰臥位
【ぎょうがい】

背中を下にしてあお向けに横たわった状態。

行政不服審査請求
【ぎょうせいふふく
しんさせいきゅう】

行政不服審査法に基づいて、簡単な手続きにで利益の救済を図り、行政の適正な運営を確保することを目的に行う審査請求。

行政不服審査請求のほかに異議申し立て、再審査請求がある。
介護保険のもとでは、介護認定審査会の判定で介護不要となったり、望むサービスが受けられないほど要介護度が低く判定された場合などに、都道府県に設置されている「介護保険審査会」に審査を請求することができる。

共同募金
【きょうどうぼきん】

共同募金は、事前に地域内の社会福祉施設や社会福祉団体、ボランティア団体等から、活動のための資金ニーズを取りまとめ、使い途の計画を立ててから募金を行う計画募金です。

募金は各都道府県ごとに行われる。
災害時など例外を除き、集まった寄付金はその県内で使い途が決められます。
つまり、寄付した方々の地域でいきる寄付金です。

共同募金は、1947年の第1回の運動から今日まで、「共同募金運動要綱」に基づいて、全国各地で行われています。

この「要綱」は、共同募金運動を行う際に必要な事項を決めているもので、
目的、原則、組織、募金、寄付金の管理、配分、災害時の対応、広報、社会福祉協議会との連携、企業の社会貢献活動のとの連携、感謝・顕彰、経費について記されています。

共同募金会
【きょうどうぼきんかい】

共同募金運動を実施する社会福祉法人。

全国的な連絡調整を行う、社会福祉法人中央共同募金会と、都道府県単位の共同募金会がある。
各都道府県の共同募金会は、それぞれ独立した社会福祉法人である。

各都道府県の共同募金会は、市区郡町村の区域等に「支会」を設置し、支会の下部組織として旧町村等に「分会」、学区等の区域に「地区分会」を設置できる。
「支会」「分会」は、募金ボランティアを組織し、募金活動をすすめている。現在、全国で約200万人がボランティアとして活動し、共同募金運動を支えている。

虚弱老人
【ぎょじゃくろうじん】

一般的には心身の障害または疾病などにより、移動・入浴などの基本的な日常生活動作において必ずしも介助を要する状態ではないが、ひとりで行うには困難が伴い、または相当な時間を要するひとのことをいう。

居宅介護サービス計画
【きょたくかいご
さーびすけいかく】

介護サービス計画のうちで、在宅で生活するひとに対して在宅生活を支えるために作成されるもの。

居宅介護サービス計画費
【きょうたくかいごさーびす
けいかくひ】

都道府県から指定を受けた「指定居宅介護支援事業者」から「指定居宅介護支援(ケアマネジメント)」を受けた場合に支払われる給付。

居宅介護サービス費
【きょたくかいごさーびすひ】

都道府県から指定を受けた「指定居宅サービス事業者」から在宅サービスを受けた場合に支払われる給付。

居住介護支援
【きょたくかいごしえん】

ケアマネジメント、介護支援サービス、ケースマネジメント、指定居宅介護支援ともいう。

対象者の社会生活上での複数のニーズを充足させる為に、適切な社会資源と結びつける手続きのことを総体していう。

居宅介護支援事業者
【きょたくかいごしえん
じぎょうしゃ】

ケアプランを作成する事業者

介護支援専門員(ケアマネージャー)が要介護認定の申請の代行や、居宅サービス計画の作成、サービス事業者との連絡や調整などを行う。

居宅介護従業者
【きょたくかいご
 じゅうぎょうしゃ】

訪問介護を行うものの資格の一つ。

障害者自立支援法に基づく居宅介護(障害者(児)ホームヘルプ)業務に携わる。

居宅療養管理指導
【きょたくかいごりょうよう
かんりしどう】

介護保険制度のもとでは、医師や薬剤師などが難病や障害などで通院が難しい高齢者の自宅を訪問し、療養するうえでの指導や管理を行うこと。
訪問診療、訪問歯科診療、訪問薬剤管理指導などがある。

居宅サービス
【きょたくさーびす】

自宅で利用する介護サービス

住宅介護支援事業者のケアマネージャーが利用者ごとにアセスメントを行い、ケアプランを作成、サービスを手配します。
居宅サービスには、次のサービスがあります。

  • 訪問介護(ホームヘルプサービス)
  • 訪問入浴介護
  • 訪問看護
  • 訪問リハビリテーション
  • 居宅療養管理指導
  • 通所介護(デイサービス)
  • 通所リハビリテーション(デイケア)
  • 短期入所生活介護
  • 短期入所療養介護
  • 特定施設入居者生活介護
  • 福祉用具貸与
  • 特定福祉用具販売

居宅サービス事業者
【きょたくさーびす
じぎょうしゃ】

介護保険制度に規定されている居宅サービスを行う事業者のこと。

起立性低血圧
【きりつせいていけつあつ】

立ち上がるときや長時間立っているときに起こる血圧の低下。

緊急通報システム
【きんきゅうつうほうしすてむ】

ひとり暮らしの高齢者などが突然の病気などで倒れた場合などの緊急事態に対応するシステム。

時計やペンダントや電話などの手段を使って、消防署や近隣、在宅介護支援センターなどと連絡がとれる仕組み。

クオリティオブライフ
【くおりてぃおぶらいふ】

quality of life【略称】QOL

QOLの項を参照のこと

区分支給限度基準額
【くぶんしきゅうげんど
きじゅんがく】

介護保険制度においては、サービス区分ごとに決められた利用額上限。

区分変更
【くぶんへんこう】

介護保険制度においては、要介護認定後に、介護度を変更すること。

状態が変化した場合は、更新時期でなくても、介護度の区分の変更を申請できる。

クライアント
【くらいあんと】

client

クライエントともいう。
サービスの対象になるひとをさす。最近では、クライアントという言葉にかえて「利用者」という言葉の方が一般的になってきている。医療機関では患者という意味で使用されている

グリーフケア
【ぐりーふけあ】

rief care

深い悲しみへのケア。
家族や友人など親しいひとを亡くし深い悲しみの状態にあるひとに対すサポートをいう。
グリーフケアでは、深い悲しみや環境の変化を受け入れ、立ち直るための支援をする。
医療従事者や心理士などの専門家のほか、自助グループも担い手になる。
1960年代に米国で始まったとされ、英国やドイツなどでも広く浸透している。別名「悲嘆回復」「悲嘆ケア」

グループアプローチ
【ぐるーぷあぷろーち】

group approach

精神機能を維持させたり、日常生活での関心を高めさせたり、他の人々とのコミュニケーションを深めるための集団療法的なテクニック。
痴呆性老人や障害者に 対してよく用いられる。精神機能を維持させたり、日常生活での関心を高めさせたり、他の人々とのコミュニケーションを深めるための集団療法的なテクニッ ク。

痴呆性老人や障害者に対してよく用いられる。

グループ活動
【ぐるーぷかつどう】

レクリエーションなどの活動を展開していく際の集団(特に小集団)で行われるものをグループ活動という。

グループプロセス
【ぐるーぷぷろせす】

group proces

集団過程とも呼ばれる。
グループの中で、まとまりが弱くなったり強くなったり、メンバーの役割が変わったりと、グループが変質しつづけることをいう。

グループホーム
【ぐるーぷほーむ】

group home

痴呆対応型共同生活介護ともいう。
5から9人くらいの痴呆性老人が日常生活の介助をする職員に支えられながら、共同生活を送ること。
施設は普通の家や利用しなくなった施設を改造したものが多い。

痴呆性老人が家庭的な雰囲気のなかで過ごせる、食事、入浴、排泄などの日常生活の支援や機能訓練が受けられる介護サービス

グループワーカー
【ぐるーぷわーかー】

group worker

グループワークを行う社会福祉援助者をいう。
グループ内のメンバーに個々に働きかけを行うだけでなく、メンバー同士の相互協力といったことを促進する役目として重要。

グループワーク
【ぐるーぷわーく】

group work

集団援助技術、 ソーシャルワークのひとつの方法。
直接援助技術に属する。

個人や集団に対して、メンバー同士で話し合ったり、課題を設定してそれらに取り組んでゆくこと。

グループワーク過程
【ぐるーぷわーくかてい】

グループワークの中で生じる新たな活動。

車いす(車椅子)
【くるまいす】

歩行の不自由な人のための車輪が付いたいすのこと。

手動タイプと電動タイプがある。
手動タイプは自分で操作する自走用と介助者が操作する介助用に分けられる。
電動タイプは手動の車椅子が操作できない場合や、車椅子介助の援助が得られない場合などに使う。

グレーチング
【ぐれーちんぐ】

格子状・すのこ状の溝フタのこと。
表面の排水と、通行を両立させる機能をもっている。

ケースカンファレンス
【けーすかんふぁれす】

case conference

事例検討会。
介助や援助の業務に携わるひとが集まって、介護や援助で実際にあった事例を用いて、討議する勉強会のこと。

ケース記録
【けーすきろく】

介助や援助の内容を記録したもの。

ケーススタディ
【けーすすたでぃ】

case study

事例研究。
介助や援助の事例を使って、その内容を分析して行う研究方法。

ケースマネージメント
【けーすまねーじめんと】

case management

援助を効率的に行うために、利用者のニーズに見合った複数のサービスをネットワークを組んで対処する事を目的とした方法のこと。 ケアマネジメントの項を参照のこと。

ケースワーカー
【けーすわーかー】

case worker

問題を抱えている人を援助して、その問題を取り除いたり軽減させる仕事をする医療分野の専門職

ケースワーク
【けーすわーく】

case work

個別援助技術。
個人あるいは家庭を対象として、個別に援助していく技法。

ケア
【けあ】

care

ケアの用語を使って語られている諸現象は非常に多様であって、現在のところ介護と全く同意語であるとはいえない。

しかしケアは、本質的に気遣うことをして その人の願っているように助ける、愛を込めて注意して見守り、必要あらば保護したり助けたりする、という意味がある。
介護における行為も、本質的にケアという言葉に込められている意味によってなされる行為である。

ケアカンファレンス
【けあかんふぁれんす】

care conference

サービス担当者会議。
介護保険制度におけるサービス担当者会議は、要介護者又はその家族を主体として開催され、会議の運営の中心となる介護支援専門員及び保健・医療・福祉サービスを当該要介護者に提供するサービス担当者等から構成される。

ケアガード
【けあがーど】

主として扉に付ける鍵の一種で、リモコンによって施錠と開錠ができる装置の商品名

ケアコーディネーション
【けあこーでぃねーしょん】

care cordination

居宅介護支援の項を参照のこと。

ケアコーディネーター
【けあこーでぃねーたー】

care cordinator

介護を必要とするひとに対して、必要とするサービスや支援と結びつける調整を実施する職業。
ケアマネジャーとほぼ同義。

ケア付き住宅
【けあつきじゅうたく】

自立して地域で暮らすための一手段としての住居形態。

集合住宅形式をとり、緊急時の医療サービスや日常の各種のサービスを併せもつ。

ケアハウス
【けあはうす】

care house

介護利用型軽費老人ホームともいう。
高齢者のケアに配慮しつつ自立した生活を確保できる軽費老人ホーム 軽費老人ホームA型やB型と違い、ケアハウスは入所条件に所得制限がない。

ケアパッケージ
【けあぱっけーじ】

care package

介護保険制度のもとでは、介護サービス利用者の要求をアセスメントに基づいて組み合わせ、ひとまとめにされた複数のサービスをいう。
サービスパッケージとも呼ばれる。

ケアベッド
【けあべっど】

care bed

ギャッチベッドのこと。
ギャッチベッド
の項を参照のこと。

ケアプラン
【けあぷらん】

care plan

別称:介護サービス計画。
介護サービス計画の項を参照のこと

ケアマネジメント
【けあめねじめんと】

care management

介護支援サービス、ケースマネジメント、居宅介護支援、指定居宅介護支援ともいう。
居宅介護支援の項を参照のこと。

ケアワーカー
【けあわーかー】

care worker

福祉の現場で介護や援助に関わるサービス援助者のこと。

経管栄養
【けいかんえいよう】

口から食物摂取が困難な場合に、 管を利用して、濃厚流動食を直接、胃などの内蔵に送り込み、栄養の補給、体力維持、回復につとめること。

軽費老人ホーム
【けいひろうじんほーむ】

家庭環境、住宅事情などの理由で自宅で生活することが困難な高齢者が、低額な料金で利用し、健康で明るい生活を送ることを目的とした施設。

A型とB型、C型に分かれており、給食サービスのあるA型、自炊が原則のB型、食事以外にも必要な場合外部のサービスを利用できるC型という分類になっている。
C型はケアハウスとも呼ばれる。

化粧療法
【けしょうりょうほう】

化粧をすることによって、内面から明るくなることをめざすこと。

その人自身が持つ自分のイメージを外見を整えることで、そのイメージに一致させること。
内面によい効果をもたらし、それでその人自身のQOL(Quality of Life = 生活の質)を改善することをめざす。
コスメティックセラピーともいう。

傾眠
【けいみん】

意識混濁の軽い状態で、うとうとしている状態。

刺激があると一旦は目覚めるが、そのまま放置すると再び眠ってしまう状態。

ケリーパッド
【けりーぱっど】

Kelly pad

洗髪パッドともいう。
ベッドの上で洗髪するとき、周囲を汚さないようにするために使うゴム製の用具。
頭をパッド内に入れて洗髪し、汚水を一定方向に流すよう工夫されている。

健康自己評価
【けんこうじこひょうか】

自身の判断で「いま健康だと思えばそれで健康である」する考え方。

客観的、医学的な状態は考慮に入れず主観的な自己の健康度のみを評価する考え方。

言語障害
【げんごしょうがい】

言語能力に支障をきたしていること。

聴覚障害に伴うことも多い。

言語療法
【げんごりょうほう】

speech therapy 【略称】ST

聴能訓練ともいう。
小児の言語発達の遅れ、脳血管障害による失語症や麻痺性(運動性)構音障害、悪性腫瘍による舌摘出者の構音障害(発音の障害)、まひ性構音障害、聴覚障害、失語症などに対して残存機能を活かした療法を行う。

言語療法士
【げんごりょうほうし】

speech therapist 【略称】ST

言語治療士ともいう。
言語療法を用いて言語障害者の指導や訓練や援助を行う専門職。
なお現在は、言語聴覚士法に基づく国家試験による言語聴覚士に統合されつつある。

健側
【けんそく】

体の片側のみに運動機能障害が出た場合、体を右と左に分け、障害を受けていない身体側。

障害のある側の身体については、患側(かんそく)と呼ぶ

幻聴
【げんちょう】

幻覚の一種で、周囲の人には聞こえない声や音が聞こえること。

精神疾患や慢性薬物中毒やアルコール依存症などでも現れる。

見当識
【けんとうしき】

自分が今どういう状態にいるかという認識のこと。

見当識障害
【けんとうしきしょうがい】

上記の見当識に障害を受けた状態のことをいい、失見当識ともいわれる。

減額証
【げんがくしょう】

介護保険制度のもとで、利用料が減額の対象の場合、保険証とは別に送付される証書。

限度額
【げんどがく】

介護保険制度のもとでは、要介護度によって決められているサービスを利用できる上限の額。

区分支給限度基準額や、区分限度基準単位とも言う。

減免措置
【げんめんそち】

介護保険料やサービスの利用分の負担分を減額する措置。

市区町村によっては、低所得者の方の場合、半額や全額を免除している所もある。

現金給付
【げんきんきゅうふ】

「サービスの提供」という形で保険給付を行うのではなく、家族による介護などに対して現金を支払うこと。

健康
【けんこう】

身体的に安楽、精神的に安心、社会的に安全な状態、ひとことで言えば、心身の快適な状態。

なお、世界保険機構(WHO)の定義では、以下の通りである。
完全な肉体的、精神的および社会的に満足できる(well-being)な状態であり、単に疾病や病弱の存在しないことではない。
到達しうる最高水準の健 康を享受することは人種、宗教、政治的信念、または経済的、もしくは社会的な条件の差別成しに万人の有する社会的権利の一つである。
介護保険の給付は、この「現物給付」と「償還払い」の2種類に分けられる。

現物給付
【げんぶつきゅうふ】

介護保険制度のもとで、介護サービスにかかった費用の支給ではなく、介護サービス自体が利用者(受給者)に直接給付されること。

サービスを利用する時、利用者が介護給付費の1割を負担さえすれば、サービス提供者に支払えば良いとする仕組み。
残りの9割は市町村から委託をいけた国保連が支払う。

権利擁護
【けんりようご】

自らの権利や福祉のニーズを表明することが困難なひと(寝たきり、痴呆性高齢者や障害者など)に代わって、その権利やニーズ表明すること。

アドボカシー(アドヴォカシー、advocacy)ともいわれる。

コード表
【こーどひょう】

介護保険制度のもとでは、介護サービスの利用票に記載するサービスコードの一覧。

ゴールドプラン
【ごーるどぷらん】

gold plan

「高齢者保健福祉推進十か年戦略」の通称
21世紀の高齢者保健福祉サービスの基盤整備のために、1989年に厚生省、大蔵省、自治省の参照合意で策定された整備計画。
以下の7つの項目からなっている。

  1. 市町村における在宅福祉の基盤整備
  2. 「寝たきり老人ゼロ作戦」の展開
  3. 在宅福祉充実のための「長寿社会福祉基金」設置
  4. 施設の緊急整備
  5. 高齢者の生きがい対策推進
  6. 長寿科学推進10カ年事業
  7. 高齢者のための総合的福祉施設整備

なおこの内容は1994年に見直され、「新・高齢者保健福祉推進十か年戦略」(新ゴールドプラン)が定められた。

広域連合
【こういきれんごう】

介護保険制度のもとでは、保険の加入者が少ない市区町村が、近隣の市区町村と共同して介護保険を運営すること。

財源に不安があったり、サービスの提供に支障があると判断した場合に行われる。

構音障害
【こうおんしょうがい】

声を出して発音する機能が損なわれている障害。

脳卒中による麻痺などにより口腔周囲の運動機能が損なわれたりした場合は、運動障害性構音障害とも言う。
唇裂や口蓋裂などによる構音器官の異常などにより起きるのは、器質的構音障害。

高額介護サービス費
【こうがくかいごさーびすひ】

介護保険制度のもとで、介護サービスを利用し、利用者負担額が一定の額を超える場合、その超えた分を市町村が支給する制度。

支給される額は世帯の所得に応じて違う。
なお以下の介護サービスは、支給の対象にならないのが一般である。

  1. 住宅改修費
  2. 福祉用具購入費
  3. 食事代
  4. 施設サービスにおける日常生活に要する費用など

高額介護サービス費
貸付制度

【こうがくかいごさーびすひ
かしつけせいど】

利用者負担額の支払いが困難なひとに対し、高額介護サービス費を貸し付ける制度。

口腔ケア
【こうくうけあ】

口の中をを清潔に保つこと。

狭義では、歯垢や食物の残りかすを取り除いたり、歯慶き、うがいをすること。
広義では、歯石の除去、フツ素化合物の塗布、義歯の手入れ、燕下訓練やリハピリテーションとしての言語訓練までもいう。

高血圧
【こうけつあつ】

血圧が異常に高くなった状態。

最大血圧で160ミリ以上、最小血圧で95ミリ以上の場合が高血圧症。
正常値は最大血圧で130ミリ未満、最低血圧で85ミリ未満とされる。

様々な心疾患や脳血管障害の原因となる。
高齢者では最小血圧(最低血圧、拡張期の血圧)より最大血圧(最高血圧、収縮期の血圧)の上昇が目立つ。
遺伝的素因も関係しているされる。

食事やストレスなどに注意することで、軽くすることもできる。

後期高齢者
【こうきこうれいしゃ】

高齢者を2つの時期に分ける場合は、75歳以上の高齢者をさす。
高齢者を3つの時期に分ける場合は、85歳以上の高齢者をさす。

オールド・オールドともいう。

拘縮
【こうしゅく】

筋肉や皮膚など、関節周囲の軟部組織が伸縮性を失って固くなり、その結果関節の動きが悪くなる状態のこと。

間接を使わないでいると間接の回りの弾力性の組織が弾力を失い、さびつく。特に足首がなりやすい。
手足の指、膝、肘などのリハビリが大事。

更新申請
【こうしんしんせい】

介護保険制度のもと、利用者が有効期間の満了も引き続き保険給付の介護サービスを希望するとき、手続きしなくてはならない申請。
つまり更新認定を申し出ること。

更新認定
【こうしんにんてい】

介護保険制度のもと、利用者が有効期間の満了も引き続き保険給付の介護サービスを希望するとき、申請をして受ける認定のことをいう。

現在の認定は、有効期間が満了するまでにうけなくてはならない。
要介護更新認定と要支援更新認定とがある。
手続きは初回認定時と変わらない。
有効期間中に状態に変化が見られた場合は変更の認定、取り消しなどが行える。

更正施設
【こうせいしせつ】

身体障害者、精神障害者を対象とした自立を目的にした施設。

生活保護法に基づく保護施設のひとつ。設置主体 は都道府県、市町村、社会福祉法人、日本赤十字社。

公費
【こうひ】

介護保険制度のもとでは、介護サービスの利用料金のうち保険料による負担の部分をさす。

高齢化
【こうれいか】

国際連合の規定では65歳以上のひとが人口の7%を超えること。

この割合を高齢化率という。
日本では、1970年頃より高齢化社会が始まったとされている。

高齢化社会
【こうれいかしゃかい】

国際連合(国連)の規定では65歳以上のひとが人口の7%を超えた社会をいう。

高齢者
【こうれいしゃ】

国際連合(国連)の定義は65歳以上のひと。

日本の国内法には、はっきりした定義はない。
制度や政策のうえでは、65歳以上のひとを対象にするのが一般である。

高齢社会
【こうれいしゃかい】

65歳以上の人口が総人口の14%を超えた社会。

高齢者サービス調整チーム
【こうれいしゃさーびす
ちょうせいちーむ】

高齢者社会のニーズに対応し、もっとも適切なサービスが提供できるように、保健、福祉、医療、介護保険等に関係する各種のサービスを総合的に調整、推進することを目的として市区町村の条例ももとづいて設置されている組織。

高齢者住宅増改築相談・
住宅改造費助成事業

【こうれいしゃじゅうたく
ぞうかいちくそうだん・
じゅうたくかいぞうひ
じょせいじぎょう】

1990年(H2年)自治体によって始まった事業。

1996年(H8年)住宅金融公庫、年金福祉事業団(現・年金運用基金)によるバリアフリー住宅への低利融資制度となえるとともに、対象を高齢者に限定しなくなった。

高齢者生活福祉センター
【こうれいしゃせいかつ
ふくしせんたー】

おおむね60歳以上の高齢者(地域によっては65歳以上)のひとり暮しの人や夫婦のみの世帯であって、高齢等のため、自宅で生活することに不安のある人に、一定期間住居を提供し、居住機能と地域での交流機能を総合的に活用し、安心して健康で明るい生活を送れるよう支援する施設。

元々は過疎地の高齢者に対する介護支援システムとして山村や離島などに設置されていたが、1998年以降は立地の制限がなくなり全国で設置されている。

センターは、デイサービスセンター等に居住部門をあわせ整備した小規模多機能施設であり、高齢者に対して、介護支援機能、居住機能及び交流機能を提供することを目的としている。

利用料は収入に応じて0~5万円。その他に水道光熱費等の実費がかかる。

高齢者向け
優良賃貸住宅制度

【こうれいしゃむけ
ゆうりょうちんたいじゅうたく
せいど】

高齢者が安全に安心して居住できるように、「バリアフリー化」され、「緊急時対応サービス」の利用が可能な賃貸住宅。

また、高齢者の生活を支援するため に、任意の付加的サービスを提供したり、社会福祉施設等を併設することで、より安心して住み続けられる住宅とすることもできます。
高齢者向け優良賃貸住宅制度は、60歳以上の単身・夫婦世帯の方等を入居対象に、このような良質な賃貸住宅を、民間活力を活用して供給促進するための制度です。
高齢者向け優良賃貸住宅を供給する事業者は、「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づき、各種の支援措置を受けることができます。

高齢化率
【こうれいかりつ】

65歳以上の人口が総人口にしめる割合。

後輪/車椅子
【こうりん】

自走用の場合は駆動輪、介助用の場合は主輪ともいいます。
操作した時の駆動力を伝えるタイヤの全体を指し、ハンドリムもこの一部です。

大きさは、一般的に自走用では22~24インチ、介助用では12~20インチです。

タイヤには空気の補充が必要なエアタイヤ
空気の補充をしなくてもよいノーパンクタイヤがあります。

エアタイヤはクッション性が良好で屋外でも使用ができます。
ノーパンクタイヤは病院や施設で使用されることが多いです。

誤嚥
【ごえん】

水や食べ物や唾液などを食道でなく気管のほうに入って、むせてしまう状態。

誤嚥性肺炎
【ごえんせいはいえん】

誤嚥した植物が気道や肺に入って起こる肺炎。

小刻み歩行
【こきざみほこう】

歩幅が狭く、足をほとんど上げない歩き方のこと。

呼吸不全
【こきゅうふぜん】

呼吸機能の低下のために血液中の酸素濃度が低下して、二酸化炭素の濃度が上昇すること。

呼吸困難を伴うことが多い。
高齢者の場合は一見しただけでは、はっきりとわからない場合も少なくない。

国保連
【こくほれん】

国民健康保険団体連合会の略称。

国民健康保険団体連合会の項を参照のこと

国民健康保険
団体連合会

【こくみんけんこうほけん
だんたいれんごうかい】

国民健康保険の保険者が共同してその目的を達成するために設立する公益法人。

各都道府県に一つずつ設立されている。
現在、すべての保険者は連合会に加入している。

国民健康保険に関して、診療報酬(レセプト)の審査や支払といった事務処理を一括して行っている。
介護保険制度のもとでは、主な業務は下記の2つ

  1. 介護サービス費の請求に関する審査および支払い。
  2. 介護サービスの質の向上に関する調査とサービス事業者・施設に対する指導や助言。

コスメセラピー
【こすめせらぴー】

cosme-therapy

化粧療法の項を参照のこと。

コスメティックセラピー
【こすめてぃっくせらぴー】

cosmetic therapy

化粧療法。
化粧療法の項を参照のこと。

骨粗鬆症
【こつそそうしょう】

カルシウム不足から骨の密度が減少し、骨がスカスカになり折れやすくなる病気の事。

女性のホルモンの分泌量が減った閉経後の女性に特に起こりやすい。

個別援助技術
【こべつえんじょぎじゅつ】

個別援助、個別援助活動、ソーシャルケースワークともいう。

支援が必要なひとの生活課題の解決を個別に援助する方法。
対になる言葉に、集団援助技術(ソーシャルグループワーク)がある。

コミュニケーションエイド
【こみゅにけーしょんえいど】

communication aid  【略称】CA

コミュニケーション補装具とも言う。
福祉においては、視覚障害者と聴覚言語障害者が意志伝達をするための装置や用具をさす。
スピーチエイド、トーキングエイドなどが含まれる。

コミュニティケア
【こみゅにてぃけあ】

community care

地域における保健、医療、福祉の複合的な提供システム。

コミュニティワーカー
【こみゅにてぃわーかー】

community worker

社会福祉に関する専門知識を有し地域援助にあたる専門識者。
コミュニティワークを行う職種。
社会福祉協議会職員や地域ケア施設の地域活動交流を担当するコーディネーターがこれにあたる。

コミュニティワーク
【こみゅにてぃわーく】

community work

地域援助技術。
地域の問題を解決するために地域の住民が自らが取り組んでいる活動のこと。
コミュニティワーカーが側面的に援助を行う過程およびその方法。

コメディカル
【こめでぃかる】

コメディカルスタッフ
【こめでぃかるすたっふ】

co-medical

医師以外の医療従事者のこと。
看護師・薬剤師・歯科衛生士・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師など。

コルサコフ症候群
【こるさこふしょうこうぐん】

IQは正常なのに、新しいことが全く記憶できない症状。

記銘力障害、失見当識、作話、逆行健忘を主症状とする。
ウェルニッケ=コルサコフ症候群(Wernicke Korsakov’s syndrome) 、健忘症候群ともいう。

混合型認知症
【こんごうがた認知症】

病理学的にはアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症が同程度に混同している認知症を意味する。

認知症の10~20%を占めるとされる

昏迷
【こんめい】

突然眠り込んだようになって、あらゆる呼びかけや刺激に応じなくなった状態。

意識障害を起こしたようにも見える。

コンプライアンス
【こんぷらいあんす】

compliance

指示された処方内容に従って服薬すること。

サービス区分
【さーびすくぶん】

介護保険制度においては、介護サービスの種類をいう。

施設サービス、在宅サービス(居宅サービス)の区分がある。

サービス計画届出書
【さーびすけいか
くとどけでしょ】

ケアプランの業者を決定したという事を、市区町村に提出する届出。

サービスコード
【さーびすこーど】

service code

介護保険度において提供される介護サービスの利用票に記載される記号。
介護サービスの内容を表す。

サービス担当者会議
【さーびすたんとうしゃかいぎ】

ケアカンファレンスの項を参照のこと。

サービスパッケージ
【さーびすぱっけーじ】

service package

ケアパッケージの項を参照のこと。

座位
【ざい】

上半身を90度、もしくはそれに近い状態で起こした姿勢のこと。

在介センター
【ざいかいせんたー】

在宅介護支援センターの略称。

在宅介護支援センターの項を参照のこと。

在宅介護支援センター
【ざいたくかいご
しえんせんたー】

原則として65歳以上の在宅で寝たきり高齢者などを家庭での介護する家族の負担を軽くするため、在宅介護の指導や生活上の悩みなどに関する相談に応ずる機関。

在宅介護者教室
【ざいたくかいごしゃきょうしつ】

在宅介護を行っているひとたちの情報交換と交流を目的に実施するもの。

在宅生活の質の確保と向上のために、介護する家族が、さまざまな情報を得るところ。
カリキュラムの内容は医学や介護知識、接遇、家政・調理、日常生活動作訓練など。

在宅ケア支援施設
【ざいたくけあしえんしせつ】

老人保健施設のひとつ。

在宅サービスを実施する機能のこと。

在宅三本柱
【ざいたくさんぼんばしら】

高齢者の在宅福祉サービスの3つの中心的な事業。

ホームヘルプサービス、ショートステイサービス、デイサービスをさす。

在宅福祉サービス
【ざいたくふくしさーびす】

居宅・地域社会において提供される社会福祉サービスの総称をいう。

ホームヘルプサービス、短期入所(ショートステイ)、デイサービス、タイムケアなどがある。

作業療法
【さぎょうりょうほう】

occupational therapy 【略称】OT

心身に障害をもったひとに、そ様々な作業活動や生活動作の訓練などを通して、諸機能の回復、維持や開発を促す作業活動を用いて治療、指導、援助を行うこと。

作業療法士
【さぎょうりょうほうし】

occupational therapist 【略称】OT

上記の作業療法を行い、精神的な活動領域へのアプローチを含めて実行する専門職。
作業療法士法に基づく国家資格を有している。

サテライト型デイサービス
【さてらいとがたさーびす】

既存施設活用型日帰り介護

地域の集会所などを衛星(サテライト)局として活用する出前方式のデイサービス事業。
職員がデイサービスセンターから集会所などへ出張してサービスを行う。
利用者にとってデイサービスが身近になるとともに、家族への介護技術指導ができるなどの効果がある。

残存機能
【ざんぞんきのう】

疾患や障害や老化の影響から免れて、残された機能のこと。

残存能力とも言う。

残存能力
【ざんぞんのうりょうく】

残存機能の項を参照のこと。

CGA
【しーじーえー】

Comprehensive Geriatric Assenssment

老年医学的総合評価の項を参照のこと

支給限度額
【しきゅうげんどがく】

介護保険開始当初、在宅サービスにおいて訪問通所サービスと短期入所サービスは別のサービス区分とされ、それぞれについて各サービス合計額となる区分支給限 度額が設定され、訪問通所サービス区分は1か月、短期入所サービス区分は原則6か月という単位で管理されていました。
現在はこの区分は廃止され、訪問通所 と短期入所の各サービスが一体となった支給限度額を設けています。

自己覚知
【じこかくち】

対人援助に携わる援助者が自分自身について深く自覚すること。

自己決定の原則
【じこけっていのげんそく】

利用者が何人からも強制されることなく、自己の主体的な意思と判断によって生き方 を選択し、決定し、問題を解決していくなかで真の自己を獲得していくこと。

自己実現
【じこじつげん】

個人の有する可能性を最大限にいかし、いかすように努めて自分らしく人生を生きて ゆくこと。

自助具
【じじょぐ】

障害者の残存能力を活かして、自力で日常生活に必要な動作を行えるよう工夫した 道具のこと。

事前評価
【じぜんひょうか】

アセスメントに同じ。

施設サービス
【しせつさーびす】

介護保険制度のもとで、提供される介護サービスのうちで、施設において受けるサービスのこと。 以下の施設で提供される。

  • 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
  • 介護老人保険施設(老人保健施設)
  • 介護療養施設(療養型病床群)
  • 基本食事サービス費。

施設サービス計画
【しせつさーびすけいかく】

介護保険施設において作成される介護サービス計画(ケアプラン)のことをいう。

市町村特別給付
【しちょうそんとくべつきゅうふ】

介護保険制度のもとで市町村が独自に行う保険給付。

要介護状態や要支援状態と認められた被保険者が受け取る。

失禁
【しっきん】

排尿が不随意的に起こることを尿失禁と言い、肛門括約筋が緊張を失って少量の便が絶えず排泄されている状態を便失禁という。

失見当識
【しつけんとうしき】

自分が置かれている状態を正しく認識することが出来なくなる状態のこと。

失行
【しっこう】

からだの機能は保たれていても動作が起こせずに、その行為を行えなくなる状態。

脳卒中によって起こることが多い。
たとえば、洗濯物がうまくたためないなど、目的に沿った運動や動作がむずかしくなる。

失語
【しつご】

発声器官や聴覚器官などの障害が原因ではなく、脳挫傷や脳血管障害などによって大脳の言語領域が障害を受けたときおきる。

失認
【しつにん】

感覚器、神経などの障害がないにもかかわらず、感覚器(視覚・聴覚・触角)の能力が失われた状態をいう。
脳卒中に原因することが多い。

指定居宅介護支援事業者
【していいたくかいご
しえんじぎょうしゃ】

居宅介護支援事業者の項を参照のこと。

指定居宅サービス事業者
【していいたく
さーびすじぎょうしゃ】

介護保険制度に規定されている基準に基づき、都道府県知事が指定した居住サービスを行う事業者のこと。

厚生労働省が定めたサービスの種類ごとに人員や設備、運営に関する基準に沿った居住サービスを行う。

指定業者
【していぎょうしゃ】

介護保険制度のもとでは、都道府県が規定する基準をみたしている業者のこと。

介護サービスの種類ごとに人員や設備などの基準が違う。
事業所番号をもつ。

視能訓練士
【しのうくんれんし】

orthoptist

オーソプティスト。
医師の指示の下に両眼視機能に障害のある人に対して、回復のための矯正訓練及びこれに必要な検査を行う。
視能訓練士法に基づく国家資格を持った医療技術者。

シニアコレクティブハウス
【しにあこれくてぃぶはうす】

高齢者共同住宅の中でも、比較的元気な高齢者だけを対象とした共同住宅のことを、シニアコレクティブハウジングと呼ぶことがあります。

シニア住宅
【しにあじゅうたく】

都市基盤整備公団等が中心に推進している高齢者(60歳以上のひと)専用集合住宅のこと。

以下のような特徴を持つ。

  1. 終身年金保険を利用して家賃支払いの不安を解消。
  2. 高齢者の身体機能の特性に配慮した住宅の仕様。
  3. 身体状況に応じた生活関連サービスの提供。
  4. 高齢者のみならず地域の人々との活発な交流。

シャイ=ドレーガー症候群
【しゃいどれーがー
しょうこうぐん】

Shy-Drager syndrome
【略称】SDS エスディエス

特定疾患治療研究対象疾患のひとつ。
原因不明の進行性神経障害で、起立性低血圧を特徴とする。
便・尿失禁、虹彩萎縮、振戦などの筋力の低下をみる。

男性の方が女性に比して約3倍位多いとされてる。
初発年齢は40~60歳。

社会資源
【しゃかいしげん】

老人や障害者の自立を保証するために、あるいはそれを介護する家族や介護者をサポートするために、社会全体として保障するシステムや物のこと。

社会的入院
【しゃかいてきにゅういん】

医学的には入院治療の必要がなく、ある程度日常生活が出来るにも関わらず、生活の場所や家族の受け入れなどに事情によって入院していること。

社会福祉協議会
【しゃかいふくしきょうぎかい】

民間の社会福祉活動を推進することを目的とした営利を目的としない民間組織である。

あくまでも民間組織としての「自主性」を有するが、その社 会福祉協議会長は、全国にある社会福祉協議会のうち約4割で市区村長が兼務しており、自治体との独立性に曖昧なところもある。

社会福祉協議会は、事業体と協議会の2つの側面をもち、事業体としては、介護サービス提供事業者であり、協議会としては、住民・ボランティア・事業者・高齢者や障害者など当事者が参加する協働の組織体である。
1951年(昭和26年)社会福祉事業法(2002年(平成14年)「社会福祉法」に改定)に基づき、設置された。

全国社会福祉協議会(通称:全社協)、都道府県社会福祉協議会、市区町村社会福祉協議会に分かれる3つのレベルで運営されている。
民間組織としての「自主性」と、法的基盤や幅広い関係者の参加による「公共性」という、2つの側面をもつ組織です。

社会福祉士
【しゃかいふくしし】

高齢者、身体障害者、知的障害者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、そのほかの援助を行う。

社会福祉士法にもとづく国家資格を有した専門職

社会福祉法人
【しゃかいふくしほうじん】

社会福祉事業法第二条にもとづき、社会福祉事業を目的として設立された法人。

民間での社会福祉事業の公共性を確保するために、民法での公益法人と比べて設立運営に厳しい規定が設けられている。

社会保険方式
【しゃかいほけんほうしき】

将来的に起こりうる事態に対応するために必要な額を公正に分担して、そこから共同の基金をつくり、その事態に遭遇したひとの救済を行う制度のこと。

介護保険制度での「事態」とは「介護が必要になる」こと。

社協
【しゃきょう】

社会福祉協議会の略称。

社会福祉協議会の項を参照のこと。

シャワー浴
【しゃわーよく】

浴室までの移動が可能だが浴そうに入ることが難しいひとや、体力の消耗を避けたいひとなどが入浴に変わる方法としてとられる。

シャワー椅子
【しゃわーいす】

浴室でつかういすのこと。

シャワーチェア、ふろいすとも言う。

シャワーチェア

shower chair

シャワーいすの項を参照のこと。

住宅改修支援事業
【じゅうたかいしゅう
しえんじぎょう】

高 齢者向けに居室などの改良を希望する者に対して、住宅の改修に関する相談や助言を行う事業とともに、介護保険制度の利用(住宅改修費)に関する助言を行うこと。

介護保険の住宅改修理由書を作成した場合、1件あたり2,000円を支給するもので、支払方法は委託や補助など市町村の実施方法により異なります。
高齢者福祉施策の中では介護予防・生活支援事業に位置づけられる。

住宅改良ヘルパー
【じゅうたかいりょう】

援護を必要とする高齢者がいる世帯を対象に高齢者の居室などの改修についての相談や助言、施工者の紹介をおこなう。
また施工業者への連絡や調整、施工後の評 価や利用対象者への指導を各職種のチームで行う事業である。
市町村が行っている介護予防・生活支援事業で、住宅改修支援事業として位置づけられている。
なお市町村によっては障害者の家庭にも派遣する制度となっていることもある。

住宅改良ヘルパー制度
【じゅうたかいりょう
へるぱーせいど】

障害者の居宅を建築関係の専門家が訪問し家屋の構造や障害の程度をふまえた住宅に改造するための適切なアドバイスを行う制度。

重要事項説明書
【じゅうようじこうせつめいしょ】

事業者やホームの概要、サービス、料金、スタッフの体制などホームに関する、重要な内容を一覧にしています。

国が標準で定めた書式ですのでいくつかのホームを調べるときにわかりやすいです。
書面だけでなく充分な説明も義務付けられています。
しっかりなされていない場合は「消費者契約法」に基づき取り消すこと が出来ます。

授産施設
【じゅさんしせつ】

身体障害や知的障害の理由で働く機会の得られないひとたちに働く場を提供している福祉施設。

就労のため技の能修得に必要な機会や便宜を与えて、自立を助けることを目的としている。
生活保護法の規定に基づいて設置される。
認可授産施設のほかに無認可小規模作業所(「福祉作業所」「共同作業所」などとも呼ばれる)がある。

主治医意見書
【しゅじいいけんしょ】

介護保険制度のもとでは、要介護認定の判定に必要な基本資料。

主治医が、身体や精神上の障害の原因である疾病や負傷の状況について意見を書いた書類。
主治医がいない場合は、市町村の指定医が診断の上、作成する。

手段的日常生活動作
【しゅだんてき
にちじょうせいかつどうさ】

instrumental activity of diary living
【略称】IADL アイエイディエル

一人の人間が独立して生活するための基本的な日常生活(ADL)のほかの動作。
家事(炊事・洗濯・掃除など)、買物、金銭管理、趣味活動、公共交通機関の利用、車の運転などをさす。

巡回型
【じゅんかいがた】

介護サービスのうちで、訪問介護のひとつ。

対になるのが滞在型。
巡回型ホームヘルプの項を参照のこと。

巡回型ホームヘルプ
【じゅんかいがた
ほーむへるぷ】

介護サービスのうちで、訪問介護のひとつ。対になるのが滞在型。

介護サービスの現場では、1日に数回訪問し、必要な介護や援助を行うこと。
1回が数分から数十分で、体の向きを変えたり、おむつを交換したりする。

巡回入浴
【じゅんかいにゅうよく】

訪問入浴介護の項を参照のこと。

障害者
【しょうがいしゃ】

世界保険機構(WHO)が1980年に公開した国際障害分類では以下のように定義されている。

  1. 機能障害(形態異常を含む)impairment
    心理的、生理的あるいは解剖的な構造、または機能の喪失、または異常。
  2. 能力低下 disability
    人間として正常と考えられている形またはその限度内での活動の機能障害による喪失または異常。
  3. 社会的不利 handicap
    機能障害あるいは能力低下のためにそれぞれの個人の年齢、性別、社会的、文化的条件に応じて正常とみなされる役割の遂行が限定されあるいは妨げられる状態。

障害者住宅整備資
貸付事業

【しょうがいしゃじゅうたくせいび
しきんかしつけじぎょう】

1987年に始まった事業。
都道府県または市町村と特別区が、障害者またはその同居世帯に対して居住環境を整備巣売るため、障害者の専用居室等に増改築または改造するのに必要な資金を貸し付けする事業です。

財源は年金積立金還元融資。

障害者の権利宣言
【しょうがいしゃの
けんりせんげん】

すべての障害者の生活経済面における権利保障は、障害への配慮とともに通常の国民と同等の生活条件のもとにあるべきとするノーマライゼーションの考えに基づいて1975年に国連で採択された権利。

障害の三つのレベル
【しょうがいしゃの
みっつのれべる】

世界保険機構(WHO)が1980年に公開した国際障害分類で以下のように定義されてたことに由来する、障害の分類で、障害を3段階の階層でとらえること。

  1. 機能障害(形態異常を含む)impairment
  2. 能力低下 disability
  3. 社会的不利 handicap

内容は障害者の項を参照のこと。

償還払い
【しょうかんばらい】

介護保険制度のもとでは、介護サービスを利用したひとが、その費用の全額を一旦支払ったのち、申請を出して、その費用の9割が払い戻しされること。
償還払い方式ともいう。

処遇記録
【しょぐうきろく】

福祉や介護の課程と内容を記録したもの。

処遇目標
【しょぐうもくひょう】

福祉サービスや援助をするうえでの目標のこと。
以下のようなことが期待される。

  1. 利用者本意のサービス
  2. 柔軟なサービスの展開。(利用時間・利用日・個々に応じて)
  3. 利用者、家族の本当のニーズの分析・対応
  4. 関係機関との連携
  5. 独自のサービスの開発・展開

食事療法
【しょくじりょうほう】

病気の治療のためや病状を好転させるため、病人に一定の食事を与える治療法。

ジェロントロジー
【じぇろんとろじー】

gerontology

老年学の項を参照こと。

ジェロントロジスト
【じぇろんとろじすと】

gerontologist

老年学を研究する学者。

褥瘡
【じょくそう】

寝たきりなどで長期に同じ体位で臥床していると、体の一部が圧迫されて血行が阻害され皮膚に壊疽を生じること。
床ずれともいう。

ショートステイ
【しょーとすてい】

short stay

老人短期入所保護事業。
介護者の介護疲れや疾病などの私的な理由や冠婚葬祭などの社会的理由で施設などで一時的に寝たきり老人などを預かること。
短期入所生活介護、短期入所療養介護とも言う。

徐脈
【じょみゃく】

安静時の脈拍または心拍が毎分60未満状態をいう。

初老期認知症
【しょろうきにんちしょう】

40歳~60歳前後に発病する原因不明の脳疾患のこと。

自立
【じりつ】

介護保険制度のもとでは、介護度の認定をした結果、介護保険非該当(つまり介護保険を使えない)ことをいう。

自立生活
【じりつせいかつ】

independent living 【略称】IL アイエル

障害のあるひとが、介助者や補装具などの補助を伴いながらも心理的に解放された責任ある個人として生きること。

自立支援
【じりつしえん】

高齢者が自らの意志に基づき、自立した質の高い生活を送ることができるように支援すること。

シルバーカー
【しるばーかー】

自立歩行できる高齢者が、より安定した歩行ができるよう補助的につかう手押し車
荷物が入れられるバッグや、一休みするための椅子が付いたものがある。

シルバーサービス
【しるばーさーびす】

silver service

一般的には『概ね60歳以上の層を対象として民間事業者によって市場機構を通 じて供給されるサービス』とされる。

シルバー人材センター
【しるばーじんざいせんたー】

高齢者等の雇用の安定に関する法律に基づいて、原則として1市町村に1カ所の 割合で設置されたセンターのこと。

シルバーハウジング・
プロジェクト

【しるばーはうじんぐ・
ぷろじぇくと 】

住宅施策と福祉施策の連携により、高齢者等の生活特性に配慮したバリアフリー化された公営住宅等と生活援助員(ライフサポートアドバイザー)による日常生活支援サービスの提供を併せて行う、高齢者世帯向けの公的賃貸住宅の供給事業。

シルバーベル
【しるばーべる】

silver bell

電話のベルの音は聞きとりにくいが、低い音(低周波)なら聞きとれるというひと方のために、300Hz~500Hz程度の低い音をならす装置。

シルバーマーク

silver mark

シルバーサービス振興会が行う認定制度で、シルバーサービスを安心して利用できる ように、福祉適合性の観点から品質の基準を定め、この基準を満たすものについて表示されるマーク。

シルバーマーク制度
【-せいど】

シルバーサービス振興会が行う認定制度で、シルバーサービスを安心して利用できる ように、福祉適合性の観点から品質の基準を定め、この基準を満たすものについて シルバーマークを表示するものである。

新型特別養護老人ホーム
【しんがたとくべつ
ようごろうじんほーむ】

全個室でありかつユニットケアが行われる特別養護老人ホームです。

但し、夫婦利用などサービスの提供上必要と認められる場合は1室2名も可。
定員は50人以上。

従来型の特別養護老人ホームが2人部屋や4人部屋が中心であったのに対して、全個室型であることが特徴です。
またユニットケアという小 規模(10人)の生活単位を確保していることが特徴です。

新型特養は社会福祉法人には施設の設置・運営ができますが、民間事業者(株式会社等)にはできません

心気症
【しんきしょう】

神経症のひとつ。

健康であるのに、自らの微小な生理的現象や身体的現象にこだわり重大な病気があるのではないかと過度に心配し執拗に訴える。

人工肛門
【じんこうこうもん】

腸の疾患のため腸の一部を切除し、腸の切断端を対外に出して腸壁に固定し、便を体外に排泄するようにした人工の排泄口(ストーマ)のこと。

新ゴールドプラン
【しんごーるどぷらん】

新高齢者保健福祉推進十か年戦略

ゴールドプランを見直したもので、マンパワーの目標数量を提示し、24時間対応のホームヘルパーや特養の基準面積改善などを盛り込んでおり、痴呆性老人対策などの位置付けも行われている。

振戦
【しんせん】

ある一群の筋肉と、その拮抗筋が交互に収縮する不随意的、無目的な身体の一部 の振るえのこと。

身体介護
【しんたいかいご】

身体の介護に関することで、食事、排せつ、衣類着脱、入浴、身体の清拭・洗髪、通院などの介助、そのほか必要な身体の介護。

審査請求
【しんさせいきゅう】

要介護と認定されなかったり、認定を受けても要介護のランクが低いなど、認定に異議がある場合には、介護保険審査会に対して、不服申し立てを行うことができる。

吸い飲み
【すいのみ】

寝たまま水分を取ることの出来る吸い口の長い容器。

スイングアウト
【すいんぐあうと】

車椅子のフットレスト(足台)を回転させるように後方にあけることができる機能です。

移乗対象により近づくことができ、介助や車椅子の乗降りに役立ちます。

スーパーバイザー
【すーぱーばいざー】

supervisor

担当するケースについての洞察を深め、自分自身の専門家としての自信や能力、 知識、技術、援助方法を獲得し、また自分が所属する組織での課題を解決することができるような専門家を養成する人のこと。

スーパービジョン
【すーぱーびじょん】

super vision

上記の内容を養成する過程のこと。

スクリーニング
【すくりーにんぐ】

screening

抽出すること。
福祉の現場では、支援を必要とするひとやその家族の問題や要求を整理することを意味する。

スタビライザー
【すたびらいざー】

stabilizer

福祉用具としては、起立歩行障害者の立位安定装置を言う。

ストマ
【すとま】

stoma / ostomy ストーマ / オストノミー とも呼ばれる。

一般に人工肛門、人工膀胱の排せつ口をさす。ストーマの語源はギリシヤ語の『口』と言う意味の言葉に由来し、ストーマをもった方を『オストメイト』と呼んでいます。

ストレッチャー
【すとれっちゃー】

stretcher / wheeled stretcher

患者を臥床のまま移送する手押し車のこと。

スプレッド
【すぷれっど】

spread

ベッドを覆う布。

すり足
【すりあし】

足を床にするようにして動かすこと。

スロープ
【すろーぷ】

段差や階段などの場所を車椅子利用者や高齢者・幼児が通行しやすいようにつけたれた傾斜した通路の事。

または傾斜した通路を作るための福祉用具

生活援助員
【せいかつえんじょいん】

LSA:ライフサポートアドバイザー

市町村の委託により、シルバーハウジング、高齢者向け優良賃貸住宅、登録住宅等に居住している高齢者に対して、必要に応じて日常の生活指導、安否確認、緊急時における連絡等のサービスを行う者のことです。
生活援助員の派遣事業は、介護保険法に定められる地域支援事業のうち、市町村が地域の実情に応じて実施する任意事業の中に含まれます。

清拭
【せいしき】

身体をふいて清潔にすること。
(注)「せいしょく」は「せいしき」の誤読である。

静水圧作用
【せいすいあつさよう】

身体に水の重さによる圧力が加わる作用のこと。

生保
【せいほ】

福祉の現場では、生活保護を指すことがある。

生保単独
【せいほたんどく】

生活保護受給中で介護保険に該当しないため、生活保護制度のみの利用すること。

成年後見制度
【せいねんごけんせいど】

認知症や知的障害などによって判断能力を各状況にいる人を保護するための制度。

平成12年4月からスタート。契約を結ぶことや財産を管理できない人に本人に損害が及ばないようにしたり本人の権利を守るものです。
家庭裁判所にて本人のために「成年後見人」が選任されます。

整容
【せいよう】

整髪、洗面、顔そり、化粧、歯磨き、爪切り、着衣などを整えること。

世界保健機構
【せかいほけんきかん】

略称:WHO

1948年に国連の保健衛生分野の専門機関として設立された。

舌根沈下
【ぜっこんちんか】

意識障害に陥った際に弛緩した舌が喉頭のほうに落ち込み、気道閉塞を起こすこと

接近困難事例
【せっきんこんなんじれい】

明らかに支援が必要な状態であるにもかかわらず、本人も家族も援助を求めてこないこと。
もしくはサービスの利用の利用を拒否しているケース。

切迫性尿失禁
【せっぱくせいにょうしっきん】

排尿したくなると我慢できずに漏らしてしまうこと。

セルフケア
【せるふけあ】

self care

自己管理のこと。
医療機関や各種介護サービスなどの他者からの援助を受けずに、自ら生命や健康を守ろうとすること。

セルフヘルプ
【せるふへるぷ】

self help

保健医療福祉に関連する事柄をはじめ様々な問題や課題に対して、当事者自身が 主体的に行動して、自らの力で問題解決・対処をはかること。

前期高齢者
【ぜんきこうれいしゃ】

65歳~75歳未満のひとをいう。

対比する言葉にオールド・オールドがある。
ヤング・オールドともいう。

全国社会福祉協議会
【ぜんこくしゃかいふくし
きょうぎかい】

都道府県の社会福祉協議会と連携し、市町村の社会福祉協議会の運営管理体制の強化や事業の発展を推進していく組織。正しくは社会福祉法人全国社会福祉協議会という。
単に全社協と略す。

仙骨部
【せんこつぶ】

背骨の末端で、腰の部分の骨。

全社協
【ぜんしゃきょう】

社会福祉法人全国社会福祉協議会の略称

全国社会福祉協議会の項を参照のこと。

尖足
【せんそく】

アキレス腱の拘縮により、足関節が底屈位を示す変形

疝痛
【せんつう】

一定の時間をおいて周期的に繰り返す強い痛みのこと。

喘鳴
【ぜんめい】

気道の狭窄や粘液付着の為に生じるヒューヒューやゼイゼイというような呼吸音。

せん妄
【せんもう】

意識障害の一種。

意識混濁と幻覚、幻視、錯覚、不安、不穏、興奮を示す状態をいう。

前腕型杖
【ぜんわんがたつえ】

forearm crutch

ロフストランドクラッチのこと。
ロフストランドクラッチの項を参照のこと。

ソーシャルワーカー
【そーしゃるわーかー】

social worker

社会事業相談員、社会福祉指導員、社会福祉事業担当指導員、民生委員。
福祉の専門的な知識や技術を有して社会福祉援助を行う専門職。

ソーシャルワーク
【そーしゃるわーく】

social work / social works

社会福祉専門援助技術。
社会福祉制度のもとで、専門的な知識や技術を有した援助者によって行われる社会福祉援助活動と、専門的援助技術の社会福祉援助技術。
ソーシャルワークスとも言うが、他にも ケースワーク、グループワーク、コミュニティ・オーガニゼーションと呼ばれる。

ソーシャルワークサービス
【そーしゃるわーくさーびす】

social work service

ソーシャルワークの項を参照のこと。

ソーシャルワークス
【そーしゃるわーくす】

social works

福祉サービス一般のこと。

早期離床
【そうきりしょう】

手術後あるいは障害発生後、合併症や体力低下を防止し、社会復帰を早めるため不必要な安静は避け、出来るだけ早く起床や歩行ができるようにすること。

装具
【そうぐ】

体重を支えたり、失われた機能の代償、補助、不随意運動の抑制、機能的な肢位の保持、変形の予防と矯正、特定の動作の補助などを目的として身体に装着する器具のこと。

相互扶助
【そうごふじょ】

集団や地域社会において、構成員が社会生活を送るうえで解決が必要な問題を抱えたとき、構成員の間で自発的に助け合い、援助し合うこと。

側臥位
【そくがい】

からだの左側か右側を下にして横たわった状態。
横臥位とも言う。

措置制度
【そちせいど】

行政が主導的に福祉サービスを受けるべき対象者を選定し、当該者にサービスを給付する制度。

「契約制度」と対をなすもの。公平性や即応性に優れた制度であるが、利用者の選好が働かず、利用者満足度やサービスの効率があがりにくいという問題もある。

足浴
【そくよく】

下肢のみを温湯につけて行う部分的な入浴方法。

ソニックガイド
【そにっくがいど】

sonic guide

眼鏡型の視覚障害者用歩行補助機器。
眼鏡枠の中央(鼻の部分)に超音波の発信機および受信機がある。超音波を発射し、前方や側方の障害物をとらえ、眼鏡に取り付けられた小型イヤホンを通して音信号を両耳に伝える。
超音波眼鏡とも言う。

ソノスペック
【そのすぺっく】

sonospec

眼鏡型の視覚障害者用歩行補助機器。
眼鏡の枠の左右に超音波の発信および受信装置がついている。超音波を発射し、前方や側方の障害物をとらえ、それを音信号で伝える。

ソフト便座
【そふとべんざ】

やわらかい素材の便座。

通常の便座よりも体圧分散性があり、長時間着座時の痛みを軽減します。
おしりの痩せた方にも適しています。

072-720-7080
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